名古屋の副都心として、名駅周辺や栄地区に次ぐ拠点都市の役割が期待される金山エリアは、総合化された3社5路線が交差する交通の要衝としても知られています。西三河の玄関口としてセントレアなどへもアクセス抜群の駅周辺には、文化・芸術や娯楽などバリエーションにとんだ施設も林立し、駅前広場では活発なライブイベントなどでも盛り上がりを見せています。
そこで今回は、そんな金山(総合)駅周辺で一時利用できるおすすめ駐輪場を北口や南口、東口に分けて紹介します。各駐輪場の紹介はもちろん、料金比較・ワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2024年10月3日)
※もし定期利用の予定がある方は、こちらも参考にしてみてください。
金山(総合)駅の一時駐輪場まとめ(一覧マップ / 料金リスト / 各駐輪場プロフィール)
※料金時間には最初の無料時間も含まれる場合がありますので、よくお確かめの上ご利用ください。
※「バイク可」でも、駐輪枠のサイズによりすべての自動二輪車が利用できるとは限りません。
※商業・公共施設などの利用者のための駐輪場は、マナーやルールを十分考慮のうえご利用ください。
金山駅(北口)おすすめ一時駐輪場4選!
➊ 金山総合駅北口自転車駐輪場
アスナル内の1階に設置された買物客スペースも兼ねた市営の駐輪場であり、駅ビル内の立地や自転車・原付ともに地域最大の収容力を持つことから、金山エリアではもっとも中心となる施設です。伏見通り側と明日なる広場をつなぐ通路途中に出入り口があり、北口や地下鉄階段、バスターミナルなどが囲む広場側にも歩行者出入り口があるので、公共交通利用も楽ちんです。また南口地下(➊)とは違い、終日開場している安心感もうれしい点でしょう。
屋内外 | 屋内 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車 一時460台/定期1241台 原付 一時33台/定期68台 |
自転車/一時 | 24時間毎100円 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 2000円 3か月 5500円 6か月 10750円 12か月 21250円 <大学生等> 1か月 1700円 3か月 4600円 6か月 8950円 12か月 17400円 <高校生以下> 1か月 1500円 3か月 4000円 6か月 7750円 12か月 15250円 |
原付/一時 | 24時間毎200円 |
原付/定期 | 1か月 3500円 3か月 9500円 6か月 18500円 12か月 36500円 |
住所 | 愛知県名古屋市中区金山1-1702-1 |
電話 | 052-331-2535/0120-987-970 |
備考 | ・50cc以下 ・券売機で前払い(係員不在時の超過支払いは料金BOXへ) |
❷ アスナル金山駐車場
アスナル金山の立体駐車場には、大きめバイクが置ける貴重な駅チカの二輪車スペースもあり、各路線乗り場やバスターミナルにもすぐの好立地ですし、アスナルでの買い物に応じて無料サービスもあります。名古屋エリアは、自動車と同じ扱いで二輪車が駐められる駐車場が比較的多い地域であり、こちらも同様なので割高感はありますが、特に大きめバイク利用の方にとってはこちらや❺は貴重な置き場になるはずです。
屋内外 | 屋内 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 台数不明 |
原付バイク/一時 | 月-木/7-22時 20分200円 最大1500円 金-日祝/7-22時 30分毎30円 最大1800円 全日/22-7時 60分毎200円 最大600円 |
住所 | 愛知県名古屋市中区金山1-1702-1 |
電話 | 052-339-1400 |
備考 | ・バイク可 ・1店舗利用、3000円~60分、5000円~120分の無料サービスあり |
❸ 金山総合駅第1自転車駐輪場
イオン店前を通る向田町線の歩道に沿って設置された市営の自転車駐輪帯です。市営のなかではこちらのみ30分ほど料金がかからず駐めることができるため、天気がいい日の駅まわりでの用足しなどにさっと利用ができます。イオン店まわりには利用客用の90分無料スペース(❹)もあるので、悩ましいところですが、こちらなら時間料金も終日100円の市営価格なので、長/短時間を選ばず手軽に使える自転車スペースとして重宝するはずです。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車270台 |
自転車/一時 | 30分無料 24時間毎100円 |
住所 | 愛知県名古屋市中区金山1-3 |
電話 | 0120-987-970 |
備考 |
❹ イオン金山店駐輪場
イオン金山店の南東側に設置された利用客置き場は、金山駅周辺でしっかりした無料時間設定がある唯一の自転車・ミニバイク置き場です。キャッシュレス決済ができないのは少し不便ですが、店舗営業時間に関係なく24時間利用できますし、なんと言っても市営が一種までなのに対して、原付二種までOKなのは利便性があります。なので、50cc以下は市営(➊)、125cc以下ならこちら、それ以上の二輪車はアスナル(❷)や古沢公園(❺)と覚えておくといいでしょう。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車145台 原付6台 |
自転車/一時 | 90分無料 6時間毎100円 |
原付/一時 | 90分無料 6時間毎200円 |
住所 | 愛知県名古屋市中区金山1-11-17 |
電話 | 0120-356-621 |
備考 | 125cc以下 |
金山駅(北口)その他の一時駐輪場
❺ 古沢公園駐車場
屋内外 | 屋内 |
営業時間 | 7:00-22:00 |
台数 | 原付バイク6台 |
原付バイク/一時 | 7-22時 20分200円 22-7時 600円 ※ただし入出庫不可 |
原付バイク/定期 | <全日> 1か月 32000円 <平日昼間> 1か月 15900円 <夜間> 1か月 16000円 |
住所 | 愛知県名古屋市中区金山1-1702-1 |
電話 | 052-339-1400 |
備考 | バイク可 |
❻ 市営自転車駐輪場
屋内外 | 屋外(高架下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 台数不明 |
自転車/一時 | 無料 |
原付/一時 | 無料 |
住所 | 愛知県名古屋市熱田区波寄町8-18 |
電話 | 052-881-7017 |
備考 | 50cc以下 |
金山駅(南口/東口)おすすめ一時駐輪場2選!
➊ 金山総合駅南口自転車駐輪場
南口の駅前広場地下にある市営の自転車駐輪場です。線路をまたぐ連絡通路橋に最寄りの立地から、どちらかと言えば定期利用をメインとした施設なので、鉄道運行の始発~終電のあいだ以外は閉場してしまう点に注意ですが、線路南側で自転車を置きたいときはここ一択になります。夜間出入り(特に出庫)する可能性がある際は、北側のアスナル内(➊)が安心ですが、営業時間中は係員が常駐する置き場がいい方はこちらが選択肢になるでしょう。
屋内外 | 屋内(地下) |
営業時間 | 始発~終電 ※おおむね5-25時 |
台数 | 自転車 一時112台/定期882台 |
自転車/一時 | 24時間毎100円 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 2000円 3か月 5500円 6か月 10750円 12か月 21250円 <大学生等> 1か月 1700円 3か月 4600円 6か月 8950円 12か月 17400円 <高校生以下> 1か月 1500円 3か月 4000円 6か月 7750円 12か月 15250円 |
住所 | 愛知県名古屋市熱田区金山町1-101 |
電話 | 052-683-6269/0120-987-970 |
備考 |
❷ サイカパーク金山駅東口24時間自転車専用駐車場
線路をまたぐ大津通りの高座橋にある民間の自転車駐輪場であり、東口のすぐ目の前に設置されています。料金的にはかなり割高なので、回り込める方は南北口にある割安な市営(➊➊)がベターですが、鉄道改札に最寄りということでは、東改札へ40mほどのこちらがNo.1になります。またミュープラットに用事がある方にも、いちおうこちらが最寄りの立地になります。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車40台 |
自転車/一時 | 24時間毎300円 |
住所 | 愛知県名古屋市熱田区金山町1-1 |
電話 | — |
備考 |
金山駅の自転車放置禁止区域や保管場所・返還方法を解説!
名古屋市は、全国レベルで放置自転車数がワースト1位の自治体ですが、その7割を占めている栄地区周辺などに比べれば、金山エリアはそこまで深刻ではありません。
ただし、近年では駐輪場の利用低下や放置率の上昇を示す調査結果なども出ているので、注意が必要です。
もちろん金山駅周辺は、以下のような広いエリアが放置禁止区域に指定されており、理由や駐輪時間にかかわらず即時撤去の可能性があります。
万一撤去されてしまうと、以下のような遠方の保管場所までわざわざ行き、高い手数料を払って返還してもらうことになるのでくれぐれも注意してください。
このように「ほんの少しのあいだだから・・」とお金や手間を惜しんで撤去されてしまうと、かえってそれ以上の労力とコストがかかってしまうものです。
くれぐれも “急がば回れ” の気持ちで、記事も参考に駐輪場利用を心がけてみてください。
金山駅周辺の駐輪場選びのポイントは?
最後に私見ではありますが、金山駅周辺での自転車や原付バイクの利用環境や駐輪事情、駐輪場選びのポイントなどについておさらいしましたので、よければ参考にしてみてください。
南北に細長い熱田台地のうえに位置している金山地区は、低地側との若干のアップダウンにくわえ、切り通しの線路や駅施設を跨線橋や大きな幹線道路が四方を囲んでいるため、各エリア間の自転車での行き来は意外に面倒な市街地と言えます。
※地理院地図より引用
ただし駐輪場に関しては、市営(➊➊)や民間の施設(❷)が駅の各出入り口を押さえるように配置されていますし、金山駅は空港内のような広々としたコンコースで各口がつながっているため、無理に自転車で線路をまたぐ必要がありません。
料金についても、市営施設はすべて終日のあいだ割安に置いておけるので、ライド(乗換え)利用には不便感がありませんが、無料時間スペースは選択肢があまりないため、せめて市営に1時間程度の設定があると、利便感が大きく変わるような印象があります。
また原付やバイクについては、線路南側に1か所も一時スペースがないのが難点ですが、北側にはいちおう各排気量に対応した置き場が見つかるので、二輪車での駅アクセスもなんとか可能です。
ただし、市営北口駐輪場(➊)は現在50cc以下まで利用可能ですが、法改正により利用者減少が見込まれる原付一種だけでなく、二種(125cc以下)程度まで受け入れ可能になることが今後期待されます。
乗入れ路線:JR東海道本線・JR中央本線・名古屋市営地下鉄名港線・名古屋市営地下鉄名城線・名鉄名古屋本線
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