京浜エリアの主要都市や湘南行楽地への好アクセス路線が接続する藤沢市の湘南台は、自然環境も豊かな人気ベッドタウンとして知られています。付近には多数の有名大キャンパスもかかえ、各種施設が充実した市街地は若い活気にも包まれています。
そこで今回は、そんな湘南台駅周辺で一時利用できるおすすめ駐輪場を東口・西口に分けて紹介します。各駐輪場の紹介はもちろん、料金比較・ワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2020年5月29日)
※もし定期利用の予定がある方は、こちらも参考にしてみてください。
【湘南台】一時駐輪場まとめ( 一覧マップ・料金リスト・各駐輪場プロフィール)
※料金時間には最初の無料時間も含まれる場合がありますので、よくお確かめの上ご利用ください。
※「バイク可」でも、駐輪枠のサイズによりすべての自動二輪車が利用できるとは限りません。
※商業施設などの利用者のための駐輪場は、マナーやルールを十分考慮のうえご利用ください。
【湘南台駅 東口】おすすめ一時駐輪場6選!
❶ 湘南台駅東口地下自転車駐車場
駅前交通広場の地下に整備された市営の自転車施設です。駅構内や地下広場、連絡通路にも直結するロケーションなので、どうしても定期利用が主力となりますが、約800台のうち200台分ほどの一時利用区画もあります。商業店舗の駐輪場を除くと、一般の自転車置き場はこちらと線路前の❷❸だけなので、どうしても混みあうことが多いですが、鉄道利用等で安心して長めに置いておきたいときは、東側で唯一の屋内施設であるこちらを覗いてみるといいでしょう。また線路東西の交通が分断されている湘南台エリアでは、西口側への(徒歩)移動がもっともスムーズな置き場がこちらになるでしょう。
屋内外 | 屋内(地下) |
営業時間 | 5:00-25:00 |
台数 | 自転車763台 |
自転車/一時 | 24時間毎100円 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 2000円 <学生> 1か月 1800円 |
住所 | 神奈川県藤沢市湘南台1-43-13 |
電話 | 0466-43-8591 |
備考 |
❷ ❸ 湘南台駅東口路上 第1/第2 自転車駐車場
駅前広場はさんだ南北両側の線路前は以前までは駐輪禁止エリアでしたが、地下駐輪場(➊)の一時利用が常に飽和気味なのをうけて、2019年に新たに設置されたのがこちらの路上スペースです。地下スペースと同じく終日100円なので、駅チカにさっと置きたい時は使い勝手いいですし、またロータリー正面からだけでなく、アビバやオーケーなどの裏手側道路からも出入りが可能です。こちらも混みあっていることが多いですが、天気がいい日のお出かけや用足しにはぜひチェックしてみてください。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車 第1/105台 第2/41台 |
自転車/一時 | 24時間毎100円 |
住所 | 第1 神奈川県藤沢市湘南台1-43-1 第2 神奈川県藤沢市湘南台1-43-15 |
電話 | 0466-43-8591 |
備考 |
❹ そうてつローゼン湘南台店駐輪場
大通り沿いに立つ駅前スーパーの相鉄ローゼン湘南台店には、店舗裏手に広い買物客駐輪場があり、一般利用ができる場所もあります。東口側では最長の2時間が無料ですし、大きめバイクが置けるにもここだけになります。また交通系カードで支払えば少し割安なるのも、利用頻度が高い方にはうれしい点でしょう。店舗正面に回れば駅構内や地下通路に降りられる階段もあるので、駅まわりでの2時間程度の用足しにもっとも最適な置き場と言えそうです。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車120台 原付バイク17台 |
自転車/一時 | 店舗用 2時間無料 1時間毎110円 一般用 2時間無料 8時間毎110円 |
原付バイク/一時 | 2時間無料 3時間まで330円 以降2時間毎220円 |
住所 | 神奈川県藤沢市湘南台1-10-1 |
電話 | 0120-773-281 |
備考 | ・バイク可 ・交通系ICカード清算で、110円→107円/220円→215円/330円→323円 |
➎ ❻ ❼ ダイエー湘南台 C/D/A
ダイエー湘南台店の駐輪場は、店舗の南北側に計3か所の利用客駐輪場が用意されており、。いずれも長めの無料時間があります。屋内の市営地下を除けば、東口側で唯一屋根完備の自転車区画(Dエリア)もありますし、数少ない二輪置き場も少しあります。特にミニバイクの方で2時間半以内の駐輪ならローゼン店スペース(❹)より安く抑えることができます。
屋内外 | 屋外 ※Dは屋根区画あり |
営業時間 | 24時間 |
台数 | C 自転車35台 D 自転車72台/原付バイク6台 A 自転車51台 |
自転車/一時 | 90分無料 4時間毎100円 |
原付バイク/一時 | 90分無料 1時間毎200円 |
住所 | C 神奈川県藤沢市湘南台1-1-4 D 神奈川県藤沢市湘南台1-3-3 A 神奈川県藤沢市湘南台1-1 |
電話 | 0120-356-621 |
備考 | 125cc以下 |
❽ BPARK 湘南台
ダイエー店と文化センターのちょうど中間あたりに、最近(2023年3月)新規オープンした民営の自転車駐輪場です。やや駅からは離れた立地ではありますが、市営施設に次いで時間料金が手ごろな置き場がこちらです。駐輪ポイントの少ない湘南台エリアでは、駅チカほど混みあっていることが多いので、長めの利用の際の選択肢として覚えておくと便利です。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車62台 |
自転車/一時 | 12時間毎100円 |
住所 | 神奈川県藤沢市湘南台1-6-14 |
電話 | 0120-161-387 |
備考 |
【湘南台駅 西口】おすすめ一時駐輪場3選!
❶ 湘南台駅西口自転車駐車場
西口前のマンションエリアに囲まれた市営の立体駐輪場であり、自転車収容力では地域最大の施設です。商業駐輪場は少しあるものの、西口側では実質的に自転車置き場はこちら一択になり、一時利用はおもに2階になりますが、電動やマウンテンバイクなど特殊自転車の区画分けもしっかりされているので安心です。24時間料金の東口市営(➊)と違い、西側のこちらは前払いの1回料金になるので注意ですが、係員の常駐時間外(日曜・祝日/20時~翌6時半)などは料金徴収がないので、上手に活用するといいでしょう。
屋内外 | 屋内 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車2310台 |
自転車/一時 | 1日100円 |
自転車/定期 | <地階・1階> 1か月 2000円 <2階> 1か月 1800円 <3階> 1か月 1500円 |
住所 | 神奈川県藤沢市湘南台2-11-3 |
電話 | 0466-44-2920 |
備考 |
❷ ❸ 湘南台ウエストプラザ 1番地/3番地 駐輪場
3区画にわたって西口前を囲んでいる商業街区「湘南台ウェストプラザ」には、スシローやGEOなどが入る1番館の外周と、立体駐車場(イルカパーキング)である3番館の屋内外に訪街者用の駐輪場があります。駐輪場所がほとんどない線路西側では貴重な置き場であり、なんと言っても湘南台エリアではもっとも長い3時間が無料なのが魅力ですし、いずれにも西口側で唯一の二輪(小型バイク)スペースがあります。
屋内外 | 1番地/屋外 3番地/屋内・屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 台数不明 |
自転車/一時 | 3時間無料 3時間毎100円 |
原付バイク/一時 | 3時間無料 3時間毎200円 |
住所 | 1番地 神奈川県藤沢市湘南台2-5-11 3番館 神奈川県藤沢市湘南台2-7-13 |
電話 | 0466-46-7211 |
備考 | プラザ内提携店舗あり |
外観 | 原付/ミニバイクまで |
【湘南台】自転車の放置禁止区域や撤去場所・返還方法を解説!
「放置自転車等のない街ふじさわ」を目指して条例整備や対策強化が進められている藤沢市のうち、自転車利用が特にさかんな湘南台エリアは、放置自転車数でも辻堂駅や藤沢駅周辺に次いで多い市街地です。
もちろん駅周辺は以下のような広い区域が放置禁止に指定されており、理由や駐輪時間にかかわらず警告・撤去の対象になってしまいます。
この区域内で放置してしまうと時間に関係なく撤去されてしまいますし、以下のような遠方の保管場所までわざわざ行き、高い手数料を払って返還してもらうことになるのでくれぐれも注意してください。
このように「ほんの少しのあいだだから・・」とお金や手間を惜しんで撤去されてしまうと、かえってそれ以上の労力とコストがかかってしまうものです。
くれぐれも “急がば回れ” の気持ちで、記事も参考にしながら駐輪場利用を心がけてみてください。
まとめ
名前のとおり相模原台地のうえに広がる湘南台の中心エリアは、引地川、境川の両河川側に向かってやや下ってはいくもののおおむね平坦な地形ですし、周辺にはサイクリング環境も整っていることから、「自転車のまち」を標榜する藤沢市のなかでも自転車の乗り入れがさかんな区域です。
※地理院地図より引用
特に駅の開設を契機として区画整理が進んだコンパクトな市街地は、細かく番号がふられたきれいな道路が規則正しく敷かれているため、自転車や原付でも効率的に動き回ることが可能です。
ただし、碁盤状の街区は道路の交差ポイントが多いということでもあるので、歩行者との事故リスクには一般的な市街地よりいっそうの注意が必要になります。
また湘南台エリアは、線路東西の交通がほぼ分断されているのが難点と言え、自転車が往来できる連絡道や跨線橋、踏切等も一切ないので、線路を渡る場合は駅の地下自由通路を徒歩で行き来するしかないのも最大のネックとして挙げられます。
それほど大きな繁華街ではない湘南台エリアは、大型商業施設の利用客スペースもほとんどないため、駐輪場については東西側にある大きな市営施設(➊➊)がほぼメインとなります。
そのため、施設自体のキャパシティが低いわけではありませんが、全体としては一時/定期ともに駐輪置き場の不足が叫ばれており、放置自転車の抑制も課題となっています。
東側の市営施設(➊❷❸)については、管理運営をしている藤沢市まちづくり協会のホームページで混雑情報も公開しているので、参考にするといいでしょう。
また市営施設が原付にも対応していないことも手伝い、二輪車での市街地アクセスは注意が必要であり、あまり台数はありませんが商業スペース(❹❻❷❸)などを頼りにするしかありません。
乗入れ路線:小田急江ノ島線・横浜市営地下鉄ブルーライン・相鉄いずみ野線
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