川辺の風景の中にかつての温泉街の風情をとどめる神奈川県綱島は、人情味あふれる商店街や大型スーパーもそろう人気の下町エリアです。都心や横浜への便の良さに加え、さらに利便性が高まる相鉄・東急直通線の新駅開業も控え、今再開発が急加速している注目の穴場エリアです。
そこで今回は、そんな綱島エリアで定期利用できるおすすめ駐輪場を西口・東口別に紹介します。各駐輪場の紹介はもちろん、料金比較・ワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2020年6月24日)
※もし定期の順番待ちのあいだ一時利用をしたい方は、こちらも参考にしてみてください。
【綱島エリア】定期駐輪場まとめ(一覧マップ・料金リスト・各駐輪場データ)
【綱島駅 西口】おすすめ定期駐輪場4選!
➊ 綱島駅西口第11自転車駐車場
東照寺に隣接する市営の平置き駐輪場であり、通りに面する一時専用区画(Bエリア)と、裏手側に旗竿形状の広い定期区画があります。駅正面の繁華街エリアのなかではもっとも駅に近い定期施設になり、西口に最寄りのミニバイクスペースもあります。面する通りは一方通行ですし、入口通路も狭いので、特に二輪の方などは注意ですが、屋外でもいいのでできるだけ駅チカで割安な定期利用がしたい方は、まずはこちらが第一候補になるはずです。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車386台 原付32台 |
自転車/一時 | 24時間80円 ※Bエリアのみ |
自転車/定期 | 1か月 1500円 3か月 4500円 |
原付/定期 | 1か月 2000円 3か月 6000円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区綱島西1-14-5 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | ・125cc以下 ・20-8時、日祝、年末年始は一時利用無料 |
❷ 綱島駅西口自転車駐車場
綱島台エリアとの傾斜途中にある市営の屋根付き駐輪場です。崖線を背負う立地なので、高台の住宅地側からの自転車アクセスは意外に不便ですが、屋根あり条件としてはもっとも駅チカの自転車スペースになります。駅の西側エリアは丘陵や河川が囲んでいるため、自転車での通勤や通学はアクセスルートが意外に少ないですが、公園坂などで行き来している方には使い勝手がいい位置と言えるかもしれません。
屋内外 | 屋外(屋根あり) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車198台 |
自転車/定期 | 1か月 2000円 3か月 6000円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区綱島西1-4-31 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | 日祝、年末年始は一時利用無料 |
❸ 綱島駅西口第3自転車駐車場
西口正面の商店街エリアに立つ市営の立体駐輪場であり、綱島駅周辺では唯一の建屋施設がこちらです。最近ではセキュリティー面が万全の地下機械施設(➊)なども新設されましたが、西口側ではもっとも防犯性に優れた有人の施設であり、屋根がない屋上でもよければ割安さも兼ね備えています。ヨーカドーや複数の商店会通りにも囲まれた立地なので、通勤・通学以外での利便性も魅力と言えるでしょう。
屋内外 | 屋内(屋上屋根なし) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車737台 |
自転車/一時 | <1~2階> 24時間毎100円 <屋上> 24時間毎80円 |
自転車/定期 | <1~2階> 1か月 2000円 3か月 6000円 <屋上> 1か月 1500円 3か月 4500円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区綱島西2-7-20 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | 日祝、年末年始は一時利用無料 |
❹ 綱島駅西口第12自転車駐車場
パデュ通りから南側に伸びる一番街通りに面した市営の定期駐輪場であり、2階建て駐車場の1階部分を占めています。北口までは200mほど距離がありますが、屋根ありの自転車スペースとしてはもっとも駅チカのうえ、料金的にも屋外条件の月額ランクで利用できるので、お得感があります。すぐ裏手の高架下には雨に濡れない有人管理の市営(❷)もありますが、料金面や出入りのしやすさではこちらが優れています。ヨーカドーやモール商店通りにも囲まれた立地なので、通勤・通学以外での利便性も魅力と言えるでしょう。
屋内外 | 屋内 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車589台 |
自転車/定期 | 1か月 1500円 3か月 4500円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区綱島西2-4-14 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 |
【綱島駅 西口】その他の定期駐輪場
➎ 綱島駅西口第13自転車駐車場
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車134台 原付49台 |
自転車/定期 | 1か月 1500円 3か月 4500円 |
原付/定期 | 1か月 2000円 3か月 6000円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区綱島西2-7先 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | 125cc以下 |
❻ 綱島駅西口第14自転車駐車場
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車119台 |
自転車/定期 | 1か月 1500円 3か月 4500円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区綱島西2-8-1先 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 |
【綱島駅 東口】おすすめ定期駐輪場2選!
❶ 新綱島駅自転車駐車場
新綱島駅の開設にともない、北口階段よこに整備された地下機械式(エコサイクル)の定期駐輪場であり、両駅はもちろん、新しいバス乗り場にも最寄りの定期施設になります。252台の自転車が自動収容できる2基(504台分)の設備が新設されており、機械収容のため事前の車両規格検査はありますが、利用可能であれば天候はもちろんセキュリティ面では万全の安心感があります。またICカードを使ってわずかな時間で入出庫ができるので忙しい朝でも快適です。
ちなみに綱島駅東口自転車駐車場(❺)には、利用できない規格車両用の区画(Bエリア)も増設されたので、もし車検不適合の場合はそちらを検討ください。
屋内外 | 屋内(地下ツリー内) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車504台 |
自転車/定期 | 1か月 2000円 3か月 6000円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区綱島東1-7-15 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | 事前の車検必要 |
❷ 綱島駅自転車駐車場
東急東横線の高架下に設置された市営施設です。駅南側のガードよこから河川敷近くまで伸びているエリア最大の自転車/ミニバイク駐輪場であり、綱島街道沿いの平場駐輪場(東口第4)が廃止(令和6年1月)された現在では、綱島駅にいちばん近い定期施設がこちらになります。東口側としてはに数少ない屋根ありスペースになり、特に雨に濡らさずにミニバイクを置いておきたい方はここ一択になります。そのため月額は高めですし、混みあっていることも多いですが、最近では500台規模の地下駐輪場(➊)なども新設されたので、今後は利用しやすくなるかもしれません。
屋内外 | 屋外(高架下及び屋根あり) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車945台 原付160台 |
自転車/一時 | 24時間毎100円 |
自転車/定期 | 1か月 2000円 3か月 6000円 |
原付/一時 | 24時間毎130円 |
原付/定期 | 1か月 2500円 3か月 7500円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区綱島西2-1-19 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | ・125cc以下 ・自転車は日祝、年末年始の一時利用無料 ・125cc以下は20-8時、日祝、年末年始は一時利用無料 |
【綱島駅 東口】その他の定期駐輪場
❸ 綱島駅東口第2自転車駐車場
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車177台 原付18台 |
自転車/定期 | 1か月 1500円 3か月 4500円 |
原付/一時 | 1か月 2000円 3か月 6000円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区綱島東1-10-7先 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | 125cc以下 |
❹ 綱島駅東口第3自転車駐車場
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車85台 原付23台 |
自転車/定期 | 1か月 1500円 3か月 4500円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区綱島東1-13-7 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 |
➎ 綱島駅東口自転車駐車場
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車239台 原付26台 |
自転車/定期 | 1か月 1500円 3か月 4500円 |
原付/定期 | 1か月 2000円 3か月 6000円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区綱島東1-12-10 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | 125cc以下 |
❻ 綱島駅東口第5自転車駐車場
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車210台 原付20台 |
自転車/一時 | 24時間毎80円 |
自転車/定期 | 1か月 1500円 3か月 4500円 |
原付/一時 | 24時間毎100円 |
原付/定期 | 1か月 2000円 3か月 6000円 |
住所 | 神奈川県横浜市港北区樽町2-7-26先 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | ・125cc以下 ・20-8時、日祝、年末年始は一時利用無料 |
【綱島エリア】定期駐輪場の申し込み方法や空き情報!
綱島駅周辺の定期駐輪場はすべて市営施設になり、管理運営は<横浜市S&Cパーキング共同事業体>が行っています。
申し込みに関しては、現地駐輪場で受け付けていますが、
・新綱島駅自転車駐車場(➊) ⇒ 東口第2自転車駐車場(❸) ※✪の場所
・東口側の施設(青のナンバーアイコン) ⇒ 綱島駅自転車駐輪場(❷)
・西口側の施設(赤のナンバーアイコン) ⇒ 西口第3自転車駐車場(❸)
が、受付窓口の駐輪場になるので注意ください。
なお新規の募集期間は利用予定月の前月20日~月末の6:30~20:00なので、必ずその間に現地で申し込んでください。また、新規利用の際にはSUICAなどの交通系ICカードの登録も必須になります。
また記事でもふれたように、機械式の新綱島駅自転車駐車場(➊)は15分程度の車検もありますので、利用自転車を持参のうえ、余裕をもって訪問ください。
もし希望の駐輪場に空きがない場合は順番待ちになりますが、空き状況については運営会社ホームページの港北区駐輪場地域一覧ページから各駐輪場の詳細ページを開けば、空きの有無や待ち人数までチェックできるので、検討の目安にするといいでしょう。
なおコロナの影響により、感染流行前と比べて定期事情は大きく変化しています。空き状況や募集方法などは今後流動的に変わることも予想されるため、必ず自治体の広報紙やホームページで最新情報をチェックするようにしてください。
まとめ
下町の手狭な街並みが囲んでいるため、ロータリーなどの駅前広場も整備されていない綱島駅は、これまでは路線バスもスイッチバックで折り返すなど、その狭隘さがネックとなってきた市街地です。
また綱島街道や周辺道路は拡幅がほとんど進んでおらず、バスを含む交通量も激しいため渋滞も恒常化しており、小回りの利く自転車や原付の乗り入れがとても盛んな地域でもあります。
特に人口密度の高さや隣駅との間隔の広さから、通勤・通学での乗降者がとても多い綱島駅は、駐輪場の定期利用も活発なためスペースの慢性的な不足状態が続いているエリアであり、新規利用に際に満車や混雑しているケースが少なくありません。
ただしその手狭さから、新路線が既存駅への乗り入れではなく、新駅設置という形で再開発が進んだことにより、かえってさまざまな交通課題が改善されたと言えます。
特に地下機械式の最新駐輪場(➊)が整備され、さらに同様の施設(綱島自転車駐車場/❼)も綱島街道沿いに整備予定なのは朗報と言え、今後は定期利用の混雑状況も緩和されることが期待されています。
乗入れ路線:東急東横線・東急新横浜線
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