【金沢駅】周辺の無料駐輪場を西口･東口別に全解説！原付やバイクもOKなのは？

兼六園や近江町市場など、古都の街並みに散策･グルメスポットがあふれる人気観光地の石川県金沢は、自転車利用おいてもその環境整備に力を入れているエリアです。行楽客の玄関口としてにぎわう金沢駅周辺にも、観光や買物･散策に使いやすい無料の駐輪ポイントが各所に配置されています。

そこで今回は、そんな金沢駅周辺で無料利用できるおすすめ駐輪場を兼六園口(東口)･金沢港口(西口)に分けて紹介します。各駐輪場の紹介から特徴比較･ワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2020年7月3日）

金沢駅の一時駐輪場まとめ（一覧マップ / 料金リスト / 各駐輪場プロフィール）

金沢駅（兼六園口）おすすめ無料駐輪場５選！

❶　金沢駅第三自転車駐車場

あんと側の新幹線高架下に設置された２階建ての市営駐輪場であり、いしかわ鉄道下の第二施設(❸)も隣り合っていますが、こちらなら自転車の加えて原付も利用可能です。その第二と合わせると、1300台の収容規模があるエリア最大の自転車施設になり、駅構内へも最寄りの立地であることから、鉄道利用などにはもっとも頼れる自転車置き場と言えます。また連絡通路にも接しているので、東西側いずれの用事にも使いやすいロケーションです。なお、自転車は音楽堂側と東西通路側の２か所から出入りができますが、原付は音楽堂側からのみになります。

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❷　金沢駅東自転車駐車場

ANAクラウンプラザ金沢に隣接する市営の立体駐車場には、１階部分に自転車置き場もあります。場内や出入口がそれほど広い施設ではなく、また無人のフリースペースなのでどうしても乱雑になりがちなのが難点ですが、屋内スペースで24時間利用できるのはここだけになります。また駐輪ラックが苦手という方も、場内の混み具合を見ながら利用してみるといいでしょう。

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❸　本町２丁目自転車駐車場

ホテル日航などが入るポルテ金沢の東隣りにある平置き駐輪場です。東口前の駅チカエリアでは唯一屋外の平場スペースですし、ラックがないフリースペースなので、使い勝手のよさが魅力と言えます。また場内中央のレンタサイクル区画には、一般自転車が置ける屋根ありの場所も少しあるので、空いていれば雨天時でも濡れずに置いておくことができます。

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❹　此花町自転車駐車場

金沢駅通りに面するテナントビル「ライブ１」の裏手にある屋外駐輪場です。人気の別院通りの入口には最寄りですし、コミュニティバスの停留所(一覧マップ参照)も近くにあるので、観光エリア散策のためのバスライド拠点としても使いやすい立地と言えます。それほど多くの台数が置ける置き場ではありませんが、なんと言っても東口付近で大きめバイクの駐輪もOKとされているのはこちらだけです。ただし上記のビューでも分かるとおり、台数目安(自転車25台/原付やバイク3台)はあるものの、車室の区分けなどは一切ないので、傷つきなどトラブルが心配な方は、屋根がある原付バイク駐輪場(❹)や、敷地が広い西暫定(❺)などのほうが安心と言えます。

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❺　金沢フォーラス専用自転車置場

金沢フォーラスには、店舗棟と立体駐車場のあいだに利用客向けの自転車ラックが多数設置されており、フォーラスはもちろんRintoなどに立ち寄るのにも便利です。屋外ながら、連結通路の下など雨に濡れない場所もありますが、駅エリアで垂直式の２段ラックはここだけなので、特に上段などは使いずらさがややネックになります。そのため、場合によっては向かいの高架下にある市営第一施設(❷)に駐めたほうが、安心で使いやすいかもしれません。

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金沢駅（兼六園口）その他の無料駐輪場

❻　武蔵自転車駐車場

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❼　表参道自転車駐車場

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金沢駅（金沢港口）おすすめ無料駐輪場５選！

❶　金沢駅西広場地下自転車駐車場

駅西広場の地下にある市営の無料駐輪場です。専用の出入りスロープは、団体バス乗り場のよこ（上記ビュー参照）にありますが、路線バスロータリー側の地下通路にも接続しているので、そちらからも入場が可能(マップ参照)です。どちらかと言えば、地下通路の途中にラックが設置してある感じの自転車施設なので、たくさん置けるわけではありませんが、天気が悪い日の公共交通や駅ナカ利用には、いちばん使い勝手がいい置き場と言えます。

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❷　金沢駅第一自転車駐車場

Rinto側の高架下に設置された２階建ての市営駐輪場であり、特に原付のキャパシティで群を抜く施設がこちらです。連絡通路に接するロケーションなので、東西側いずれの用事にも使いやすいですし、交通機関への乗り換えはもちろん、百番街やフォーラスにも立ち寄りやすい置き場と言えます。なお出入り口は、自転車が連絡通路側とハイアットホテル前にひとつずつ、原付はホテル側からのみになりますが、駅前整備にともなってホテル前は歩行者道路に変更(上記ビュー参照)されたため、自転車・原付ともに降りて入っていく形になります。

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❸　金沢駅第二自転車駐車場

あんと側のいしかわ鉄道高架下に設置された２階建ての市営駐輪場であり、原付も駐められる新幹線下の第三施設(➊)も隣り合っていますが、こちらは自転車のみになります。その第三と合わせると、1300台の収容規模があるエリア最大の自転車施設になり、駅構内へも最寄りの立地であることから、鉄道利用などにはもっとも頼れる自転車置き場と言えます。また連絡通路にも接しているので、東西側いずれの用事にも使いやすいロケーションです。なお出入口は、アパホテル前と連絡通路内の２か所になります、

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❹　金沢駅原付バイク駐車場

駅西通りのガード下にある、金沢エリアでは唯一の二輪車専用の置き場です。あるいは原付に限れば、百番街の両端のある高架下施設(➊❷など)のほうが駅チカで使い勝手がいいかも知れませんが、大きめバイクを屋根下に置けるのはここだけですし、サイズのエリア分けもしっかりされているため、バイク乗りの方は要チェックと言えます。ここを含めた高架下の施設(➊❷❸❹)は、鉄道設備の保安上の理由から夜間閉場してしまう点に注意が必要ですが、もし留置きをしたいような際は、かえって防犯性が高まるのでおすすめと言えます。

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➎　金沢駅西暫定自転車駐車場

西口広場内の路線バスロータリーに隣接する屋外駐輪場です。駅正面の利便性に加え、敷地の広さも地域No.１の平場施設なので、金沢エリアではもっともゆったり置けて、出入りもしやすい置き場です。特に大きめバイク専用の区画があるのはこことガード下の❹だけなので、天候に応じて使い分けをするといいでしょう。

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金沢駅（金沢港口）その他の無料駐輪場

❻　金沢百番街専用駐輪場

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金沢駅の自転車放置禁止区域や保管場所・返還方法を解説！

記事でも見てきたように、北陸最大の観光立国である金沢市は無料置き場や走行環境の整備による自転車利用の促進に力を注いでいる自治体であり、放置自転車の抑制についても高いレベルで実現しているエリアと言えます。

もちろんそんな金沢駅周辺でも、以下の広いエリアが放置禁止区域に指定されており、理由や駐輪時間にかかわらず警告・撤去の対象になってしまいます。

※金沢市ホームページより

万一撤去されてしまうと、以下のような遠方の保管場所までわざわざ行き、高い手数料を払って返還してもらうことになるのでくれぐれも注意してください。

無料の置き場が用意されているにもかかわらず、このように「ほんの少しのあいだだから・・」と手間を惜しんで撤去されてしまうと、かえってそれ以上の労力や必要なかったコストがかかってしまうものです。

くれぐれも “急がば回れ” の気持ちで、記事も参考にしながら駐輪場利用を心がけてみてください。

まとめ

戦火を免れてきた、昔ながらの狭隘な城下の街並みを観光資源としている金沢市は、自家用車対策をメインとした交通面でのまちづくりが最重要の課題とされてきた自治体です。

そのため、渋滞や混雑抑制の強力な武器となるサイクルツーリズムの促進にも力を注いでおり、走行レーン整備やレンタサイクル環境(まちのりポート)の充実、バスライド(フラットバス/一覧マップのバス停参照)との連携などに加え、記事で紹介したような無料駐輪場の設置を積極的に進めてきた経緯があります。

鉄道施設に接している置き場は夜間のあいだ閉鎖する点には注意ですし、料金徴収がない無人管理が基本のため、防犯やトラブル対策にも留意して利用しなければいけませんが、キャパシティもしっかり確保されていますし、屋根がある施設も豊富なので、状況や用途、車種にかかわらず駐輪に困ることはあまりないはずです。

ただし、連続利用ができる７日間を超えると、放置車両として保管所へ撤去/移動されてしまうので、長期の出張やお出かけなどの際はくれぐれも注意ください。

乗入れ路線：JR北陸本線・JR北陸新幹線・北陸鉄道浅野川線・IRいしかわ鉄道