緑地公園や並木通りなど、武蔵野の緑あふれる街並みが魅力の国立市は、一橋大学をはじめとしたキャンパスや文化施設が集まる文教都市として知られています。特に都心アクセスも快適な中央線の国立駅周辺は、閑静な住宅地やハイセンスなショッピング環境にも囲まれ、人気のブランドタウンとして長く支持されています。
そこで今回は、そんな国立駅周辺で定期利用できるおすすめ駐輪場を北口・南口に分けて紹介します。
各駐輪場の紹介はもちろん、料金比較・ワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2020年9月12日)
※もし定期の順番待ちのあいだ一時利用をしたい方は、こちらも参考にしてみてください。
国立駅の定期駐輪場まとめ(一覧マップ・料金リスト・各駐輪場プロフィール)
国立駅(北口)おすすめ定期駐輪場2選!
➊ 中央線高架下自転車駐車場
立川方面側の高架下に設置された市営駐輪場であり、2000台を超える収容力などから北口側の中心となる自転車施設です。立地面では駅チカとは言えないので、これまで一時/定期ともに稼働率は高いとは言えませんでしたが、エリア最安の自転車月額に押さえられたことで、利用者も増えています。最近では高架化にともなって南北の行き来も容易になったため、線路南側の方もこの割安な穴場スペースを検討することがじゅうぶん可能になりました。
屋内外 | 屋外(高架下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車 一時600台/定期1407台 |
自転車/一時 | 2時間無料 24時間毎100円 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1000円 <学生> 1か月 500円 |
住所 | 東京都国立市北2-37-6 |
電話 | 042-576-2111 |
備考 |
❷ アットパーク国立駅北口駐輪場
駅からは北側に少し離れた住宅地の立つ国立エリア最大の屋内駐輪場です。近年(平成28年)市から民営に変わった施設であり、北口側では安心の建屋内に駐められるのはここだけですし、原付のみですが国立エリアで唯一の二輪車定期スペースもあります。なお屋根がない屋上には、徒歩なら駅から30分近くかかる国分寺高校の生徒さん用の学割スペースもあります。
屋内外 | 屋内(3F屋上は屋根なし) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 合計3160台 |
自転車/一時 | 1F 10時間毎110円 3F 24時間毎110円 |
自転車/定期 | <共通・1F> 1か月 2200円 <共通・2F> 1か月 1980円 <共通・3F> 1か月 1320円 <学生・3F> 1か月 1100円 ※ |
原付/一時 | 24時間毎220円 |
原付/定期 | <共通> 1か月 3300円 |
住所 | 東京都国分寺市光町1-40 |
電話 | 0120-036-548 |
備考 | ・50cc以下 ・※国分寺高校学生限定 |
国立駅(南口)おすすめ定期駐輪場2選!
➊ 国立駅南第1自転車駐車場
立川方面側の高架前に立つ市営の立体駐輪場であり、定期部分が1~2階、一時利用が地下になります。2000台超の収容力を持ち、特に定期利用の自転車台数では地域トップを誇ります。なんと言っても、国立駅周辺でもっとも駅チカの自転車施設ですし、天候や防犯面での心配が少ないのもこちらです。最近(令和3年6月)では、すぐよこの高架下道路(マップイエローライン)も開通したので、線路北側の方でもじゅうぶん検討が可能になっています。
屋内外 | 屋内 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車 一時768台/定期1819台 |
自転車/一時 | 24時間毎100円 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1500円 <学生> 1か月 750円 |
住所 | 東京都国立市北1-1-46 |
電話 | 042-576-2111 |
備考 | 定期は市者外割増あり |
❷ 国立駅南第2自転車駐車場
旭通りとならんで国立エリアのメイン繁華街である冨士見通り近くの市営駐輪場です。定期は自転車のみですが、屋外ながら屋根も完備した平置き施設なので、忙しい朝夕にさっと出入りしたい方にはいちばんおすすめの置き場と言えます。前述のとおり、商業施設や商店会が集まる繁華街に囲まれているので、通勤・通学用だけでない利便性も魅力と言えます。
屋内外 | 屋外(定期は屋根あり) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車927台 原付バイク58台(125cc以下45台/126cc以上12台) |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1500円 <学生> 1か月 750円 |
原付バイク/一時 | 50cc以下 24時間毎150円 125cc以下 24時間毎250円 125cc超 24時間毎300円 |
住所 | 東京都国立市中1-16-30 |
電話 | 042-571-3901 |
備考 | 定期は市外者割増あり |
国立駅の定期申し込み方法や空き情報!
国立駅周辺の定期駐輪場は、近年民間に運営が変わった❷を除いてすべて市営施設になります。
新規申し込みに関しては、国立市は以下の流れでの手続きになるので、自転車駐車場の利用規約をよく確認したうえで、申請書(ダウンロード可)を作成して申請を進めてみて下さい。
①申請書を作成して提出
・第1及び第2駐輪(➊❷)の回収ボックス投函 または 道路交通課交通係に持参/郵送などで提出
②発送されたIC定期券の受け取り
③料金の支払い
・利用開始月の前月15日~月末に、該当駐輪場の定期更新機にて入金
なお、希望駐輪場が定員を超えている場合はキャンセル待ちとして登録されますが、市のホームページでは定期利用駐輪場のキャンセル待ち状況も公開しているので、参考にしながら検討ください。
また、最近民間運営になった北口駐輪場(❷)に関しては、駐輪場の現地事務所が受付窓口になっています。申し込みについては空きがある場合のみ毎月6~14日に受付をしており、抽選結果を15日の9時に発表しています。※利用開始は翌月から。
キャンセル待ちの登録申請はできないので、希望者は毎月空きを確認のうえで申し込む必要があります。また国分寺高校の生徒さんが優先されるということもないので注意ください。
定期希望の方は、まずは空き状況などを電話(0120-951-365/アマノマネジメントサービス)などで問い合わせしてみるといいでしょう。
なおコロナ禍の影響により、感染流行前と比べて定期事情は大きく変化しています。空き状況や募集方法などは今後流動的に変わることも予想されるため、必ず自治体や管理会社の広報紙・ホームページ等で最新情報をチェックするようにしてください。
国立駅周辺の駐輪場選びのポイントは?
最後に私見ではありますが、国立駅周辺での自転車や原付バイクの利用環境や駐輪事情、駐輪場選びのポイントなどについておさらいしましたので、よければ参考にしてみてください。
文教地区としても知られる国立エリアは、市域もとてもコンパクトなので、学生さんを中心に自転車や原付バイクの利用がとても活発な地域と言えます。
いっぽうで大学通りなどの大通り以外は道幅が狭く、また商店街や住宅地にも囲まれているため、車両の走行はじゅうぶん注意が必要な市街地ですし、駐輪場所がある店舗や施設はほとんどありません。
定期駐輪場に関しては施設の数こそ多くはありませんが、南北側の線路近くに1500~2000台規模の市営施設(❶❶)が整備されていますし、少し駅から離れた街なかにもそれぞれ大きな施設(❷❷)が整あるので、定期利用の環境に不便感はありません。
これまでは条件のいい第1施設(❶)に利用が集中して混みあうのが難点でしたが、近年ではコロナ禍の影響などもあり、全体的にも余裕が生まれつつあるようです。
特に高架下の施設(➊)などは、利用の平準化のためにあえて割安な月額に設定されてるので、できるだけ安く抑えたい方には穴場の定期スペースとして検討できるはずです。
いっぽうで、国立駅の周辺は二輪車の定期や月ぎめ施設がほとんどないのが難点であり、特に50ccを超えるバイク置き場はなかなか見つからないのが現状です。そんな際は、民間のガレージスペースなどを視野に入れて探してみるのも手と言えるでしょう。
乗入れ路線:JR中央線
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