江戸川越しに東京と接する千葉県市川市は、首都圏近郊の好環境ベッドタウンとして高い支持を集めているエリアです。特に本八幡駅とともに市の玄関口を担う市川駅の周辺は、都内への通勤・通学者や充実した商店舗での買物客で終日にぎわっています。
そこで今回は、そんな市川駅周辺で定期利用できるおすすめ駐輪場を北口・南口に分けて紹介します。各駐輪場の紹介はもちろん、料金比較・ワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2020年7月11日)
※もし定期の順番待ちのあいだ一時利用をしたい方は、こちらも参考にしてみてください。
市川駅の定期駐輪場まとめ(一覧マップ / 料金リスト / 各駐輪場プロフィール)
市川駅駅(北口)おすすめ定期駐輪場3選!
➊ 市川地下駐輪場
シャポー市川店のEAST側の店舗前に出入りスロープがある市営の地下駐輪場であり、地下2層のうち定期区画はおもに上の階になります。北口には最寄りの自転車スペースですし、線路北側で完全な屋内条件はここだけなので、その分昇り降りがあるわりには月額が割高ですが、自転車盗難がやや多い市川駅エリアでは、比較的安心感がある施設と言えます。ただし、市川市の地下駐輪場は夜間閉場してしまう点に注意ください。
屋内外 | 屋内(地下) |
営業時間 | 4:30-25:30 |
台数 | 自転車1750台 |
自転車/一時 | 1日110円 ※高校生以下半額 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 2250円 <学生> 1か月 1125円 |
住所 | 千葉県市川市市川1-4-10 |
電話 | 047-712-6342 |
備考 |
❷ 市川第4駐輪場
駅東側の線路高架よこに平行して立つ3階建ての市営定期施設です。隣接する地下駐輪場(➊)とそれほど変わらない駅チカ立地ですが、こちらなら同じ料金で昇り降りがない1階に置くことができますし、割安な3階という選択肢もあります。また24時間いつでも出入りできるのポイントであり、万一行き帰りの時間がいつもと変わってしまう場合があっても安心感があります。
屋内外 | 屋内 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車1410台 |
自転車/定期 | <一般・1階/2階> 1か月 2250円 <一般・3階> 1か月 1760円 <学生・1階/2階> 1か月 1125円 <学生・3階> 1か月 880円 |
住所 | 千葉県市川市新田5-18-10 |
電話 | 047-712-6342 |
備考 |
❸ 市川第6駐輪場
市川駅周辺でもっとも広い平置き駐輪場であり、千葉街道沿いの弘法寺参道(大門通り)の入口近くに位置します。通勤・通学にとても使いやすい立地とは言えませんが、その分ぐっと自転車月額が割安になります。また市川駅周辺駅で、駅にもっとも近い原付の定期スペースがこちらになります。同じ料金で雨に濡れない高架下の施設(❹)などもありますが、立地的には倍以上遠くなってしまうので、できるだけ駅チカで割安が希望の方は、こちらを検討してみてください。ただし千葉街道は中央分離があるため、特に二輪車の方は出入り経路には注意ください。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車1040台 原付台数不明 |
自転車/一時 | 1日110円 ※高校生以下半額 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1430円 <学生> 1か月 715円 |
原付/一時 | 1日220円 ※高校生以下半額 |
原付/定期 | <一般> 1か月 2860円 <学生> 1か月 1430円 |
住所 | 千葉県市川市市川1-12 |
電話 | 047-712-6342 |
備考 | 50cc以下 |
市川駅(北口)その他の定期駐輪場
❹ 市川第8駐輪場
屋内外 | 屋外(高架下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車400台 原付台数不明 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1430円 <学生> 1か月 715円 |
原付/定期 | <一般> 1か月 2860円 <学生> 1か月 1430円 |
住所 | 千葉県市川市新田5-14-7 |
電話 | 047-712-6342 |
備考 | 50cc以下 |
❺ 小林駐輪場
※こちらの月ぎめ駐輪場に関しては、直接電話や現地で利用条件や空き状況を確認のうえご利用ください。
屋内外 | 屋内 |
住所 | 千葉県市川市市川1-10-3 |
電話 | 047-326-2172 |
備考 | 詳細は確認ください |
市川駅(南口)おすすめ定期駐輪場4選!
➊ ❷ アイ・リンクタウン地下駐輪場 市営/商業施設専用
駅前再開発により街びらきした「I-linkタウンいちかわ」のふたつの高層タワーのうち、展望施設も人気のウェスト棟の地下1階には、市営施設と施設利用者向けの駐輪場が整備されました。いずれも定期利用が可能であり、2層構造のペデストリアンデッキが駅と接続しているので、改札アクセスも快適です。またこちらの月額は、同じ地下条件の➊に比べて割安感もあります。そんな意味で、きれいで割安な駅チカのこちらは、イチオシの自転車定期スペースと言えるでしょう。
屋内外 | 屋内(地下) |
営業時間 | 市営エリア 4:30-25:30 商業施設エリア 24時間 |
台数 | 市営エリア 自転車950台 商業施設エリア 自転車台数不明 |
自転車/一時 | 商業施設エリア 2時間無料 6時間毎100円 |
自転車/定期 | 市営エリア <一般> 1か月 1760円 <学生> 1か月 880円 商業施設エリア <共通> 1か月 1700円 |
電話 | 千葉県市川市市川南1-8-30 |
電話 |
047-712-6342(市営) |
備考 | ※商業施設エリアについては情報ソースがやや古いので、確認のうえ利用ください。 |
❸ 市川第1駐輪場
駅西側のガード下に入口がある2階建ての高架下駐輪場です。自転車の収容力では地域No.1を誇り、定期施設の選択肢が少ない南口利用の方にも、じゅうぶん検討が可能な立地になります。なんと言っても、向かい側に入口(4:30~23:00)があるシャポー店内からは中央改札とも行き来できるので、雨に濡れることなく改札と行き来が可能です。そんなそんな好条件のわりには、月額がエリア最安なのもお得感(特に1階)があります。
屋内外 | 屋外(高架下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車2050台 |
自転車/一時 | 1日110円 ※高校生以下半額 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1430円 <学生> 1か月 715円 |
住所 | 千葉県市川市市川南3-14-1 |
電話 | 047-712-6342 |
備考 |
❹ 市川駅第1自転車・バイク駐車場
JRが管理する高架下の駐輪施設であり、最近まで一時利用が可能でしたが、現在は定期専用に変わっています。駅からは川寄りにやや遠い立地ですが、自転車・原付ともに市営施設とほぼ同水準の料金ですし、複数月で契約すればさらに割安(※)になります。またこちらなら、最近あまり見かけませんが、二種原付(90cc/黄色ナンバー)まで利用が可能です。空き確認や申し込み手続きがオンラインでできる手軽さもうれしい点でしょう。※ただし学生割引はありません。
屋内外 | 屋外(高架下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 台数不明 |
自転車/定期 | 1か月 1400円 3か月 3800円 6か月 7200円 |
原付/定期 | 1か月 3000円 3か月 8000円 6か月 15000円 |
住所 | 千葉県市川市市川2-2326-3 |
電話 | 0120-356-621 |
備考 | 90cc以下 |
❺ 市川東バイク月極駐車場
駅東側の総武線高架の前にあるJR管理の二輪車置き場です。駅チカとは言えませんが、線路伝いに5分ほど歩けば南口に着きますし、なんと言っても市川駅周辺では貴重な大きめバイクの月ぎめ施設になります。
屋内外 | 屋外(屋根あり) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 台数不明 |
原付/定期 | 1か月 3000円/4950円 ※区画による |
住所 | 千葉県市川市新田5-17-4 |
電話 | 専用フォーム |
備考 | ・バイク可 ・初期費用別途要 |
市川駅の定期申し込み方法や空き情報!
市川駅周辺の定期駐輪場は、一部民間施設(❺❷❹❺)をのぞいて市が管轄する施設になり、管理・運営も自治体が直接行っています。
利用対象期間は年度単位(4/1~翌年3/31)になり、一斉募集の受付が前年11月初旬~12月初旬(令和6年度分は11/8~12/7でした)に始まり、1月下旬~2月上旬に抽選結果を通知する流れになります。
もし年度当初から利用希望の方は、募集開始時期の広報やホームページの更新を気にしておいてチェックください。
※市川市ホームページより(令和5年11月4日「広報いちかわ」)
申請方法は、市窓口や各駐輪場で配布する申請書(ダウンロード可)を提出・郵送する形になりますが、最近ではコロナ禍の影響もありオンラインやLINEによる申請も可能になっているので、該当年度の申請要領を市のホームページなどでよく確認のうえお申し込みください。⇒ 市営有料駐輪場使用申請のお知らせ(令和6年度分)
また一斉募集後に空きがある駐輪場は、随時申請も可能なので、期の途中から利用したい方は市ホームページでも公開している空き状況(令和6年度空き状況)などを目安にしながら、上記の申請書を作成のうえ提出してください。
市川駅周辺の駐輪場選びのポイントは?
最後に私見ではありますが、市川駅周辺の自転車や原付バイクの利用環境や駐輪事情、駐輪場選びのポイントなどについておさらいしましたので、よければ参考にしてみてください。
江戸川をはさんで東京都と隣接する市川市は、都心への通勤・通学者も多いことから、駅周辺の市街地へ交通が集中しがちなエリアです。
特に市川駅や本八幡駅の周辺は、渋滞のメッカである千葉県北西部のなかでも、千葉街道を中心に車が激しく混みあう地域であり、さらに狭隘な道路事情も手伝い、小回りが利く自転車の利用率が県内でもひじょうに高い「自転車のまち」でもあります。
そのため、放置自転車や盗難の多さ、自転車の交通事故など、自転車関連の問題もかかえている自治体ですし、駐輪場も時間帯によって満車や混雑していることが多いので注意が必要です。
定期施設に関しては、線路南側で選択肢が少ないものの、キャパシティが確保された市営施設が駅まわりを囲んでおり、地下や立体、屋根がある高架下や平置きの屋外と、施設バリエーションもひととおり揃っているので、希望条件に合った定期ポイントが見つかるはずです。
また前述のとおり、市川市は都内への通勤・通学者が多く、近年までは定期施設も常に飽和状態でしたが、リモート化が進んだコロナ禍以降は、条件にこだわらなければ比較的空きスペースを見つけることが可能になってきています。
ただし、市川市の中心エリアは自転車盗難がやや多い地域でもあるため、万全な防犯対策は必須ですし、できれば人目があまりない高架下などは避け、有人管理の屋内施設を利用するのがベターかもしれません。
乗入れ路線:JR総武線・JR総武本線
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