早稲田大や学習院大などのキャンパスをはじめとした多くの文教施設をかかえる学生の街・高田馬場は、新宿・渋谷など人気エリアへのアクセスにも恵まれたビジネス街として人気を集めています。特に郊外路線との乗り換えポイントとして多くの乗降客が行き交う高田馬場駅の周辺は、若者やビジネスマン向けの商業施設や飲食店舗が軒をそろえ、常に若い活気にあふれたにぎわいを見せています。
そこで今回は、そんな高田馬場駅の周辺で定期利用できるおすすめ駐輪場を紹介します。各駐輪場の紹介はもちろん、料金比較・ワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2020年6月12日)
※もし定期の順番待ちのあいだ一時利用をしたい方は、こちらも参考にしてみてください。
【高田馬場】定期駐輪場まとめ(一覧マップ / 料金リスト / 各駐輪場の紹介)
【高田馬場】おすすめ定期駐輪場4選!
❶ 高田馬場駅第一自転車等駐輪場
住宅エリアの戸山口前に立つ新宿区リサイクルセンターには、半地下と屋外に区営の駐輪場も併設されています。そのうち地下部分はこの区域で唯一の屋内施設であり、自転車と原付の定期利用が可能です。手ごろな年間登録制の置き場がすべて廃止された高田馬場エリアでは、収容規模も含めてもっとも主力となる定期駐輪場になり、天気や防犯面を気にせず、安心して置いておきたい方はここ一択と言えます。なお夜間は閉場する点には注意ください。
屋内外 | 屋内(地下)/屋外 |
営業時間 | 5:00-25:00 |
台数 | 自転車 一時187台/定期268台 原付 一時8台/定期15台 自動二輪 一時12台 |
自転車/一時 | 上段 2時間無料 24時間毎110円 下段 2時間無料 10時間毎110円 大型 2時間無料 8時間毎110円 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1500円 3か月 4500円 6か月 9000円 <学生> 1か月 1180円 3か月 3540円 6か月 7080円 |
原付バイク/一時 | 地下/50cc以下 2時間無料 1時間毎110円 地上/自動二輪 2時間無料 1時間毎110円 |
原付バイク/定期 | <一般> 1か月 2500円 3か月 7500円 6か月 15000円 <学生> 1か月 1970円 3か月 5910円 6か月 11820円 |
住所 | 東京都新宿区高田馬場4-10-2 |
電話 | 0120-356-621/03-4213-8016 |
備考 | ・一時利用は交通系ICカード清算で単価100円 ・定期は50cc以下のみ |
❷ 高田馬場駅自転車等駐輪場①
早稲田通りにある駅前広場よこの歩道には、いずれの路線改札もそろう早稲田口に最寄りの区営定期区画があります。これまでの格安な年間登録制ではなくなってしまいましたが、立地の利便性ではエリア主力の第一(➊)より優れた定期スペースと言え、そのためもっとも待機者が多い人気置場になります。戸山口よこの線路沿いスペース(第三)が一時利用のみになり、すべての年額置き場も廃止された現在では、雨天や防犯面での安心感なら第一、立地を含めた使い勝手のよさではこちらという選択になるでしょう。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車計83台 原付8台 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1500円 3か月 4500円 6か月 9000円 <学生> 1か月 1180円 3か月 3540円 6か月 7080円 |
原付/定期 | <一般> 1か月 2500円 3か月 7500円 6か月 15000円 <学生> 1か月 1970円 3か月 5910円 6か月 11820円 |
住所 | 東京都新宿区高田馬場1-26-7 |
電話 | 03-4213-8016 |
備考 | 50cc以下 |
❸ 高田馬場駅自転車等駐輪場③
神田川をまたぐ西武線路下の隧道内にある区営の自転車定期区画です。これまでの格安な年間登録制ではなくなってしまいましたが、地下施設の第一(➊)以外で雨に濡れない定期スペースはここだけになります。立地面ではとても駅チカとは言えませんが、豊島区側から利用する方には豊島区営の❹より使いやすいスペースかもしれません。
屋内外 | 屋外(隧道内) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車76台 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1500円 3か月 4500円 6か月 9000円 <学生> 1か月 1180円 3か月 3540円 6か月 7080円 |
住所 | 東京都新宿区高田馬場2-18-1 |
電話 | 03-4213-8016 |
備考 |
❹ 神田川第一登録制自転車置場
神田川をまたいだ豊島区側の区営定期施設であり、川沿いの高塚橋よこにあります。新宿区側では年間登録制の区画がすべて廃止されたため、現在高田馬場エリアで手ごろな年額で利用できるのはこの自転車置き場だけになります。さいわい豊島区外の在住/在勤/在学者でも割り増しなしで利用できるので、やや不便な立地や露天条件でもかまわない方は検討してみてください。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車60台 |
自転車/定期 | 年額 6000円 |
住所 | 東京都豊島区高田3-9先 |
電話 | 03-5950-6820 |
備考 |
【高田馬場】定期駐輪場の申し込み手順や空き傾向!
高田馬場エリアの定期駐輪場はおもに新宿区管轄になりますが、コロナ禍の影響などにより、これまであった9か所の月額施設や年間制置場は、現在では3か所の月額施設に集約されています。
また新規利用の申し込み方法や手続きについても見直しがされ、現在では現地事務所や管轄窓口に行かなくても、すべて以下のオンラインページにて可能になり、利便性が格段に増しています。
➊ 高田馬場駅第一自転車等駐輪場
❷ 高田馬場駅自転車等駐輪場①
❸ 高田馬場駅自転車等駐輪場③
いずれも上記の駐輪場詳細ページにて、利用条件や空き状況、待機人数から申し込み・手続きまでできるので、希望者はアカウントを作成のうえ、満空をチェックしながら希望施設/区画に申し込みや予約申請をしてみてください。なお記事更新時点では、駅から少し遠い❸のみ空きがあるようでした。
また高田馬場エリアには豊島区管轄の神田川第一登録制自転車置場(❹)もありますが、記事でふれたように豊島区民以外でも割増なしに利用可能です。
空きがあれば随時申し込みが可能なので、希望の方は管理先(豊島区シルバー人材センター/03-5950-6820)に、まずは問い合わせしてみるといいでしょう。
なおコロナの影響により、このように感染流行前と比べて定期需要は大きく変化しています。空き状況や募集方法などは今後流動的に変わることも予想されるため、必ず自治体や管理会社の広報紙・ホームページ等で最新情報をチェックするようにしてください。
まとめ
高田馬場エリアは学生さんを中心に自転車やバイクの利用も多いエリアですが、神田川を谷筋として目白崖線や高台に囲まれているため細かいアップダウンが多く、特に駅西側の三丁目や四丁目などは急坂も点在するので、自転車での移動は少し大変なエリアと言えます。
※地理院地図より引用
また文教エリアということも手伝い、これまでは定期利用の駐輪場が充実している区域でしたが、コロナ禍での利用形態の変化にともない、最近では一時利用スペースへの転換・拡充が進んでおり、これまであった9か所の新宿区の月額施設や年間制置場は、現在では3か所の月額施設に集約されています。
そのため駅チカなどの条件がいい定期施設は混みあっていることが多く、特に駅前広場わきの早稲田口に最寄りのスペース(❷)などは自転車で200人以上の人数が待機状態です。
高田馬場エリアは、終日手ごろに置ける一時利用スペースもほとんどなくなってしまったことから、駅から少し遠い神田川近くの❸や❹なども視野に入れて検討する必要があるかも知れません。
乗入れ路線:JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線
コメント