「シモキタ」の愛称で若者を中心に愛されてきた下北沢は、新宿や渋谷に好アクセスの利便性に、人情商店街やカルチャー施設がひしめくレトロ感も融合した人気の街です。最近では小田急地下化などの再開発により、魅力のひとつである雑多なカオス感に、風通しがいい快適な利便空間も加わり、さまざまな人を呼び込む新しい街へと変貌を遂げています。
そこで今回は、そんな下北沢エリアで定期利用できるおすすめ駐輪場を紹介します。
各駐輪場の紹介はもちろん、料金比較・ワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2020年7月21日)
※もし定期の順番待ちのあいだ一時利用をしたい方は、こちらも参考にしてみてください。
下北沢の定期駐輪場まとめ(一覧マップ / 料金リスト / 各駐輪場プロフィール)
下北沢駅の定期駐輪場 おすすめ3選!
➊ 下北沢第三自転車等駐輪場
茶沢通りにある区営タウンホール向かい側付近の路上定期スペースです。下北沢エリアでは唯一の自転車月極施設になり、学割料金もあります。細い路地スペースなので朝夕の出し入れは少し大変ですし、駅まではやや距離もありますが、駅地下化にともなって整備された京王東口/小田急中央口は、以前の南口より改札アクセスが楽になっています。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車143台 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1800円 3か月 5400円 <学生> 1か月 1500円 3か月 4500円 |
住所 | 東京都世田谷区北沢1-40-11 |
電話 | 03-3481-6251 |
備考 | 駅と自宅・対象先が800m以上離れている方が対象 |
❷ Recipe SHIMOKITA 駐輪場
近年のリニューアルによって「fooduim下北沢」も入居した商業ビル「レシピ SHIMOKITA」の併設駐輪場は、防犯性能が高い機械収容の地上タワー施設であり、新しく整備された南西口にも数十メートルの好立地ポイントです。車検を受けて半年間有効の利用カードさえ発行してもらえば、無料時間を含む安価な料金でいつでも使えるので、定期スペースとしてもじゅうぶん応用が可能です。
屋内外 | 屋内(機械式) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車312台 |
自転車/一時 | 1時間無料 12時間毎100円 ※ |
住所 | 東京都世田谷区北沢2-20-17 |
電話 | 080-9525-3756 |
備考 | ※車検のうえ、半年間有効の利用カードが必要 |
❸ TOBU PARK 下北沢バイク駐車場
下北沢一番街の商店通りに、比較的最近オープンした東武運営の駐車場であり、奥側には二輪車区画も少しあります。駅チカの立地とは言えないものの、後述のガレージスペースなどを除けば、大きめバイクはおろか原付やミニバイクの月ぎめ置き場すら見当たらなかったシモキタエリアでは待望の月ぎめ置き場と言えます。また申し込みがオンラインでできる手軽さも魅力のひとつと言えそうです。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 原付バイク6台 |
原付バイク/定期 | 1か月 7700円 |
住所 | 東京都世田谷区北沢2-39 |
電話 | 03-6633-3561 |
備考 |
下北沢の定期駐輪場 申し込み方法や空き情報!
下北沢駅の周辺には、定期的な使い方ができる一時施設(❷)はあるものの、純粋な定期駐輪場は区営施設がひとつあるだけになります。
その第3駐輪場(❶)は空きがあれば随時申し込みが可能であり、窓口はすぐ近くの「北沢タウンホール(03-3481-6251)」の1階にあります。受付時間は、毎月23日~月末の7:00~19:00(年末年始を除く)になるので、自転車本体と身分証書などを用意して訪問ください。している
なお定期利用が可能なのは、駅と自宅や対象先がおおむね800m以上離れていることが条件になるので注意ください。
また管理運営をしている世田谷区シルバー人材センターのホームページでは、空き状況も公開しているので、事前にチェックしてみるといいでしょう。
また、旧南口正面に立つ商業ビル「レシピSHIMOKITA」の機械式タワー駐輪場(❷)は、事前に利用登録をすれば半年単位で手頃に一時利用ができ、実際にも定期的な利用者がほとんどとのことです。
機械収容のため車検に合格しないと利用できませんが、適合すれば半年有効の利用カードで24時間出し入れが可能です。
料金の支払いは利用毎の一時金額(12時間で100円※1時間無料)のみなので、あまり帰りが遅くならない方なら、1日100円(20日計算で月2000円程度)で収まります。小田急南西口だけでなく、京王東口にも最寄りの施設なので、定期スペースとしても十分検討の余地はあるはずです。
注意点はスペースが確保されるわけではないので、300台以上のキャパシティはあるものの満車の場合もあります。申し込みには車検が必要なので、一度問い合わせ(080-9525-3756)のうえ、利用自転車を持って受付時間の9:00~20:00内に訪ねてみてください。
最後に貴重な二輪車置き場である❸についても少しふれると、こちらは月ぎめ駐車場の専門サイトから申し込み手続きや空き待ち登録が可能なので、駐車場詳細ページより問い合わせや申請をしてみてください。
なおコロナの影響により、感染流行前と比べて定期事情は大きく変化しています。空き状況や募集方法などは今後流動的に変わることも予想されるため、必ず自治体や管理会社の広報紙・ホームページ等で最新情報をチェックするようにしてください。
下北沢駅周辺の駐輪場選びのポイントは?
最後に私見ではありますが、下北沢駅周辺の自転車や原付バイクの利用環境や駐輪事情、駐輪場選びのポイントなどについておさらいしましたので、よければ参考にしてみてください。
下北沢駅周辺は、これまで狭い路地に小さな店舗が密集していたため、かねてより駐輪場不足や駐輪施設の手狭さが課題のエリアでしたが、駅地下化を含む再開発以降は使い勝手のいい施設が少しずつ増えつつあります。
ただ残念ながら、定期利用ができるのは依然として区営の1施設のみであり、またその立地もあまり便がいいとは言えないので、駅前の無料区画(下北沢北自転車等駐車場)などが常に自転車であふれているのが実情です。
ただ同じ区営の一時利用施設(第一/第二)は1日100円と手ごろですし、前述のとおり駅周辺には24時間営業で割安な民間施設(京王サイクルパーク下北沢など)もできつつあるので、定期スペースとそれほど変わらないコストで置いておくことが可能です。⇒下北沢エリアの一時駐輪場まとめ
なお下北沢エリアでは、原付やバイクの定期施設がほとんど見当たらないので、以下のような民間の月極ガレージを検討してみるといいでしょう。
※株式会社バイクパークより(下北沢エリア)
乗入れ路線:京王井の頭線・小田急小田原線
コメント