隣り合う渋谷区とは一味ちがうアットホームな街並みで親しまれている中野エリア。特に中野駅周辺は、惜しまれつつ閉館した「中野サンプラザ」や、サブカルの聖地「中野ブロードウェイ」など、若者カルチャーを代表するスポットにあふれた人気タウンです。最近では昭和の面影を残す商業環境に、洗練された再開発街区も加わり、新旧の魅力が融合する住み良い街へと進化を遂げつつあります。
そこで今回は、そんな中野駅周辺で定期利用できるおすすめ駐輪場を北口・南口に分けて紹介します。各駐輪場の紹介はもちろん、料金比較・ワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2021年3月5日)
※もし定期の順番待ちのあいだ一時利用をしたい方は、こちらも参考にしてみてください。
【中野駅】定期駐輪場まとめ(一覧マップ / 料金リスト / 各駐輪場の紹介)
【中野駅 北口】おすすめ定期駐輪場3選!
❶ 中野西自転車駐車場
北口交通広場の西側にある区営の定期専用施設であり、立体建屋は残念ながら再開発にともなって廃止されましたが、既存の屋外区画に加え、令和3年度よりロータリーよこにも駅最寄りの平置き区画が増設されています。中野駅周辺ではもっとも立地条件が良い定期スペースであり、そのため新規申し込みは販売開始直後に完売することが普通です。なんと言っても既存側の区画などは、ひと月1000円を切る地域最安値の駅チカスペースです。
屋内外 | |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車台数不明 |
自転車/定期 | <既存屋外> 1か月 900円 3か月 2400円 ※4-14番地 <増設屋外> 1か月 1900円 3か月 5100円 ※4-9番地 |
住所 | 東京都中野区中野4-14/4-9 |
電話 | 03-5380-1373 |
備考 | 立体建屋は再開発にともない廃止 |
❷ 中野四季の森公園地下駐輪場
セントラルパークや大学キャンパス、新庁舎予定地なども囲む中野四季の森公園のイベントエリアには、地域最大規模の自転車地下駐輪場が新設されました。西駐輪場(➊)の建物部分が廃止された現在ではエリア唯一の屋内施設であり、立地こそ西駐輪場にやや劣りますが、新しくてきれいな場内ですし、昇り降りもコンベアサポートがあるので女性の方も安心です。なおけやき通り駐輪場など周辺施設の廃止により希望者も増えているため、定期購入はできるだけ早めがおすすめです。
屋内外 | 屋内(地下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車1500台 |
自転車/一時 | 1日100円 |
自転車/定期 | 1か月 1600円 3か月 4200円 |
住所 | 東京都中野区中野4-12 |
電話 | 03-3385-1226 |
備考 |
❸ Parking in 中野5丁目バイク
駅東側を通るもみじ山通りのガード下にある民間のバイク月ぎめスペースです。高架下であれば雨にも濡れにくいですし、オンラインで空き確認や申し込みなどができるので楽ちんです。中野駅の周辺にはここだけでなく、民間のガレージスペースが豊富にあるので、自分の条件に合った置き場をぜひ探してみてください。
屋内外 | 屋外(一部高架下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | バイク台数不明 |
原付バイク/定期 | H700×W2000 1か月 6050円 H1000×W2500 1か月 7150円 |
住所 | 東京都中野区中野5-31-25 |
電話 | フォーム |
備考 | 初期費用別途 |
【中野駅 南口】おすすめ定期駐輪場2選!
❶ 中野駅南自転車駐輪場
南口前で進んでいる中野二丁目再開発エリアの南西側にある区営の駐輪場です。線路南側では唯一の自転車定期施設になり、北口側の相場よりリーズナブルな月額もうれしい点です。産業振興センターよこ(23番地)と中野郵便局前(27番地)の2か所に分かれており、23番地区画は夜間閉場するので注意です。再開発工事なども影響して、現在は駅アクセスがスムーズとは言えませんが、再開発の完了時(令和7年予定)には広い通りが開通するので使い勝手もよくなるはずです。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 23番地(産業振興センターよこ) 5:00-23:00 27番地(郵便局前) 24時間 |
台数 | 自転車700台 |
自転車/一時 | 1日100円 ※27番地区画/受付時間6:30-20:00 |
自転車/定期 | 1か月 1100円 3か月 3000円 |
住所 | 東京都中野区中野2-23/27 |
電話 | 03-3382-6930 |
備考 |
❷ バイクガレージ中野
中野通りから一本裏手のファミリーロード側にあるバイク専用の月極施設です。雨天時や防犯面でも安心のシャッター付きガレージスペースですし、解約時に戻る敷金のみで契約できるのもうれしい点です。中野駅の周辺にはここだけでなく、民間のガレージスペースが豊富にあるので、自分の条件に合った置き場をぜひ探してみてください。
屋内外 | 屋内 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 原付・バイク50台 |
原付バイク/定期 | 1か月 8000円~ ※ |
住所 | 東京都中野区中野2-29-15 |
電話 | 090-3805-1765 |
備考 | ※短期契約は3か月以上から ・敷金(10000円)別途必要 |
【中野駅】定期駐輪場の申し込み手順を解説!
中野駅周辺の定期駐輪場は、民間バイク施設(❸❷)を除きすべて区営施設になります。
新規申し込みは各駐輪場の現地事務所(※)で利用登録申請をし、発行された承認書(四季の森地下は定期カード)を提示すれば駐車票(1か月/3か月)が購入できます。※南駐輪場は23番区画に事務所あり
受付及び駐車票の発売期間は、いずれの施設も利用前月20日~当月5日までの6:30~20:00までとなり、期間外の受付は行っていないので注意が必要です。
どの施設にも言えますが、特に人気の西駐輪場(❶)などは毎月受付開始直後に満車になることがほとんどなので、できるだけ早めの必須になります。
ちなみに中野区の定期施設は、駅と対象先(自宅や勤務・通学先)がおおむね500m以上離れていることは利用条件になりますので、くれぐれもご注意ください。
なおコロナの影響により、感染流行前と比べて定期事情は大きく変化しています。空き状況や募集方法などは今後流動的に変わることも予想されるため、必ず自治体や管理会社の広報紙・ホームページ等で最新情報をチェックするようにしてください。
まとめ
中野駅周辺は、おもに北口側がシンボル施設に囲まれた商業繁華街、南口側が住宅街にあたるエリアですが、現在市街地では「四季の都市」に引き続き複数の再開発が同時進行している最中です。
もともと交通利便性や人気のイベントスポットや多いことも手伝い、人通りや交通量とともに自転車の乗り入れも多い市街地でしたが、駐輪場に関しては再開発にともなう再整備の途中という印象があります。
最近でも、長年親しまれてきたけやき通りの駐輪場廃止、四季の森公園の地下施設(❷)新設、西駐輪場(➊)の建屋廃止と屋外区画増設、南駐輪場(➊)のバイク区画廃止など、再開発にともなう新陳代謝の様子が見てとれます。
ただ現時点では、全体的にまだ定期利用スペースは潤沢とは言えず、特に線路南側では自転車施設が1か所のみなのが心もとない印象があり、今後の再開発で駐輪環境がさらに拡充されることが期待されます。
乗り入れ路線:JR総武線・JR中央線・東京メトロ東西線
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