神奈川県央の平野部に位置する大和市は、縦長の自然豊かな市域にたくさんの駅や交通動脈をかかえる人気の住宅エリアです。渋谷など人気都心部への直通運転の路線が交差する大和市駅は、開放的な駅周辺に豊富な飲食店や商店街もあつまり、通勤･通学者や買物客で終日にぎわっています。
そこで今回は、そんな大和駅周辺で定期利用できるおすすめ駐輪場を紹介します。各駐輪場の紹介はもちろん、料金比較･ワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2020年7月12日）
※もし定期の順番待ちのあいだ一時利用をしたい方は、こちらも参考にしてみてください。
大和駅の定期駐輪場まとめ（一覧マップ / 料金リスト / 各駐輪場プロフィール）
大和駅のおすすめ定期駐輪場５選！
➊ 引地川公園中央二輪車駐車場４
小田急改札がある南口に目と鼻の先にある公営の定期駐輪場です。自転車専用の施設ですが、その抜群の立地から、順番待ちが数年になることも多い人気の置き場です。月額も地域相場より割高ということもないので、まずはどんな待ち状況になってるのか確認してみるといいでしょう。
| 屋内外 | 屋外 |
| 営業時間 | 24時間 |
| 台数 | 自転車99台 |
| 自転車/定期 | 1か月 2200円 |
| 住所 | 神奈川県大和市中央1-506-42 |
| 電話 | 046-262-5030 |
| 備考 |
❷ 引地川公園中央二輪車駐車場５
南口を囲むあすろーど商店街のなかにある公営の月ぎめ施設です。駅チカの立地もさることながら、なんと言っても大和駅周辺で大きめバイクも月ぎめ契約できるのはこちらだけになります。そのため、待ち期間も長め(特に大型車)になってしまうことがほとんどですが、自動二輪で通勤･通学をしたい方は、予約登録を入れたうえで、終日料金がある一時施設(⇒おすすめ一時駐輪場記事)などを利用しながら順番を待つといいでしょう。
| 屋内外 | 屋外 |
| 営業時間 | 24時間 |
| 台数 | 自転車72台 原付バイク36台 |
| 自転車/定期 | 1か月 2200円 |
| 原付バイク/定期 | ＜50cc以下＞ 1か月 3700円 ＜50cc超＞ 1か月 4200円 |
| 住所 | 神奈川県大和市中央4-2 |
| 電話 | 046-262-5030 |
| 備考 |
❸ 大和中央駐輪場
北口よこのなでしこ広場とは目と鼻の先にある地域不動産会社管理の定期駐輪場です。飲み屋街が囲む界隈なので、防犯面では少し心配もありますが、駅前には交番もありますし、なんと言っても高架下を除いた町なか立地で屋根があるのはこちらだけなので、駅チカで雨に濡れない利便性は魅力と言えます。
| 屋内外 | 屋外（屋根あり） |
| 営業時間 | 24時間 |
| 台数 | 自転車242台 |
| 自転車/定期 | 1か月 2000円 |
| 住所 | 神奈川県大和市中央2-1-18 |
| 電話 | 046-261-0162 |
| 備考 | 初期手数料4200円別途要 |
❹ ❺ オダクル大和 第１/第２
江ノ島線の南北高架下にある小田急管理の自転車・原付駐輪場であり、その収容規模から、大和駅周辺ではもっとも中心となる定期施設になります。大和駅にはOXやマルシェなどの高架下商業施設が付帯しているため、南北口からはひと区画離れた場所にはなってしまいますが、雨の心配もありませんし、第１などは地域で唯一の有人施設でもあるので、天候や防犯面での安心感もあります。また、第２なら垂直ラックが苦手な方向けに平置き区画もありますし、原付も法改正を受けて二種(125cc以下)まで利用が可能になったのはうれしい点と言えます。
| 屋内外 | 屋外（高架下及び屋根あり） |
| 営業時間 | 24時間 |
| 台数 | 台数不明 |
| 自転車/一時 | 8時間毎110円 ※第２のみ |
| 自転車/定期 | ＜第１・第２/一般区画＞ 1か月 2200円 ＜第２/平置区画＞ 1か月 2750円 |
| 原付/一時 | 4時間毎110円 第２のみ |
| 原付バイク/定期 | 50cc以下 1か月 3850円 125cc以下 1か月 4400円 |
| 住所 | 第１ 神奈川県大和市中央1-4-19 第２ 神奈川県大和市中央1-4-20 |
| 電話 | 046-262-6475 |
| 備考 | 一時利用は50cc以下 |
大和駅の定期申し込み方法や空き確認は？
大和駅周辺の定期/月ぎめ駐輪場は、南口広場のまわりにある公営の平置き施設と、小田急の高架下施設が中心となります。
このうち公益財団法人 大和市スポーツ･よか･みどり財団が運営する❶❷は、あすろーどに面する中央二輪車駐車場１(一時利用専用)内の「みどりの案内所」で新規受付をしており、受付時間は、月～土曜が8:00～16:30、日祝は8:00～11:30になります。※一覧マップ参照
ただし記事でふれたように、常に稼働率が高く、順番待ちになる場合がほとんどですし、ときには数年待ちになることもざらのようなので、まずは上記の窓口に空き状況などを電話等で確認しながら検討してみるといいでしょう。
次に小田急電鉄が管理する高架下の❹➎についても、新規申し込みは現地の事務所で申請する形になりますが、第１･第２ともに受付は第１施設(❹)内にある事務所が窓口になるので注意ください。
手順としては、まず第１事務所に9時～17時の間に電話(046-262-6457)をして、空きや利用条件を確認しながら申し込む形になります。
もし満車の際はキャンセル待ちの申し込みができる場合もあるので、よく聞いてみるといいでしょう。詳しくは月極契約手順の詳細ページでご確認ください。⇒「小田急駐輪場のご案内～月極契約ご希望のお客様」
最後に地域不動産会社が運営する❸については、問い合わせフォームなどで詳細を確認のうえ申し込みください。
大和駅周辺の駐輪場選びのポイントは？
最後に私見ではありますが、大和駅周辺での自転車や原付バイクの利用環境や駐輪事情、駐輪場選びのポイントなどについておさらいしましたので、よければ参考にしてみてください。
コンパクトで起伏が少ない縦長の市域を持つ大和市は、市内のどこからでも各駅や中心市街地に徒歩15分足らずで行けるので、自転車や原付で移動する人も多いエリアです。
大和駅に周辺環境も、相鉄線の地下化以降はそれほど線路を意識せずに動き回れるようになったことから、自転車利用もしやすい風通しがいい市街地と言えます。
ただ全体として定期駐輪場の選択肢が豊富とは言えず、特に市営の定期施設がひとつもないのが特徴的です。
そのため自転車盗難がとても多い大和駅周辺にあって、安心の屋内施設や係員が常駐する置き場がないのが不便感がありますし、全般的に稼働率も高く、順番待ちの期間が長くなってしまいがちなのも難点と言えます。
現状では、南北高架下の小田急施設(❹❺)が定期・月ぎめ利用の主力になりますが、大和市は民間シェアサービス(みんちゅう)と業務提携をしている自治体でもあるので、場合によっては使いやすいシェアスペースを探してみるのも手かもしれません。
乗入れ路線：小田急江ノ島線・相鉄本線
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