高台に広がる坂と大使館のまち・六本木は、都内主要エリアからのアクセスもいい人気散策エリアです。オフィスビルやタワーマンションが立ち並ぶ一等地エリアには、緑豊かな憩い環境や東京ミッドタウン・六本木ヒルズなどの人気定番スポットも囲み、「働く・遊ぶ・暮らす」がシームレスに融合した大人の街として、常に高い支持を集めています。
そこで今回は、そんな六本木エリアで定期利用できるおすすめ駐輪場を紹介します。各駐輪場の紹介はもちろん、料金比較やワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2021年12月24日)
※もし定期の順番待ちのあいだ一時利用をしたい方は、こちらも参考にしてみてください。
【六本木エリア】定期駐輪場まとめ(一覧マップ/料金リスト/各駐輪場の紹介)
※「バイク可」でも、駐輪枠のサイズによりすべての自動二輪車が利用できるとは限りません。
【六本木エリア】おすすめ定期駐輪場5選!
➊ 六本木駅自転車駐車場
六本木通りのヒルズ側にある区営の定期専用施設であり、1番(1-Bなど)のメトロ入口がすぐ近くにあるので、立地的にもイチオシの定期ポイントです。機械式の地上タワー施設なので、利用できない自転車もありますが、天候や防犯面では全く心配がありませんし、短時間で自動的に車両の出し入れができるので忙しい朝夕でも楽ちんです。なお登録/申し込み時には自転車規格の車検があるので、余裕をもって手続きください。※以下表内の規格図(PDF)を参照ください
屋内外 | 屋内(地上タワー) |
営業時間 | 4:30-25:30 |
台数 | 自転車428台 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1800円 <学生> 1か月 1300円 |
住所 | 東京都港区六本木6-5-19 |
電話 | 03-3470-4186 |
備考 | 車検必要(適合する自転車規格) |
❷ 三河台公園自転車駐車場
六本木通り沿いの三河台公園に整備された区営の地下ツリー式駐輪場です。6番出口に100mほどの距離であり、特に大江戸線乗り場には最寄りの自転車施設です。また一丁目駅利用の方もじゅうぶん選択肢になるはずです。機械式の地下タワー施設なので利用できない自転車もありますし、収容口が一基しかないのも少し不便ですが、天候や防犯面では全く心配がありませんし、短時間で自動的に車両の出し入れができるので忙しい朝夕でも楽ちんです。なお登録/申し込み時には自転車規格の車検があるので、余裕をもって手続きください。※以下表内の規格図(PDF)を参照ください
屋内外 | 屋内(地下タワー) |
営業時間 | 4:30-25:30 |
台数 | 自転車204台 |
自転車/一時 | 2時間無料 24時間毎150円 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1800円 <学生> 1か月 1300円 |
住所 | 東京都港区六本木4-2-27 |
電話 | 03-3408-5135 |
備考 | 定期/一時ともに車検必要(適合する自転車規格) |
❸ 六本木六丁目オートバイ専用駐車場
六本木通りの首都高架下にある公営のバイク駐輪場であり、一丁目駅の周辺なら月額的にもっと割安な置き場がいくつかありますが、六本木駅エリアではここ一択になります。分離帯にある入場口は横断歩道やタクシーレーンにも接するため、出入りがしずらい(そのため横断歩道を手押しで渡って入ったほうが安心)ですし、満車率が常に高めでなのも難点ですが、日比谷線・大江戸線利用の方はまずこちらから検討してみるといいでしょう。
屋内外 | 屋外(高架下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 原付バイク 一時21台/定期10台 |
原付バイク/一時 | 30分毎100円 12時間毎最大1000円 |
原付バイク/定期 | 1か月 16500円 |
住所 | 東京都港区六本木6-2 |
電話 | 03-5638-3760 |
備考 | バイク可 |
❹ ガーデンパーク六本木駐車場
❺ 六本木オートバイ駐車場
六本木通りと麻布通りの合流点には東京都公団が運営するふたつのバイク駐輪場があり、一丁目駅に最寄りの二輪車スペースになります。合わせて136台の月ぎめスペースがあるエリア最大の二輪車ポイントであり、露天条件ではありますが、月額的にも六本木界隈でいちばん割安な施設です。雨に濡れたくない方はやや割高ながら高架下にある❻がベターですが、駅チカで割安が良ければこちらが第一候補になるはずです。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 原付バイク ❹100台/❺36台(一時64台) |
原付バイク/一時 | 1時間毎100円 24時間最大1000円 ※❺のみ |
原付バイク/定期 | 1か月 11000円 |
住所 | 東京都港区六本木3-1 |
電話 | 03-5638-3760 |
備考 |
【六本木エリア】その他の定期駐輪場
❻ 六本木三丁目オートバイ専用駐車場
屋内外 | 屋外(高架下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 原付バイク 一時24台/定期26台 |
原付バイク/一時 | 1時間毎100円 12時間毎最大900円 |
原付バイク/定期 | 1か月 13200円 |
住所 | 東京都港区六本木3-4 |
電話 | 03-5638-3760 |
備考 | バイク可 |
❼ 六本木グランドプラザ駐輪場
屋内外 | 屋内(地下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車122台 |
自転車/一時 | 5時間まで100円 以降2時間毎100円 |
自転車/定期 | 1か月 2200円 |
住所 | 東京都港区六本木3-1-19 |
電話 | 03-5572-6113 |
備考 | 月額料金はあらためて確認ください |
❽ 泉ガーデンタワー駐車場
❾ 六本木グランドタワー駐車場
屋内外 | 屋内 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 原付バイク台数不明 |
原付バイク/定期 | <小型> 1か月 11000円 <中・大型> 1か月 16500円 ※グランドタワーは16500円/月のみ |
住所 | 泉ガーデンタワー 東京都港区六本木1-6-1 グランドタワー 東京都港区六本木3-2-1 |
電話 | 0120-90-1231 |
備考 | 月額料金はあらためて確認ください |
外観 | グランドタワー(ストリートビュー) |
【六本木】定期駐輪場の申し込み方法や空き情報!
六本木エリアの自転車定期利用は、主に六本木通りの両側にある二つの区営施設(➊❷)がおもな選択肢になります。
地上と地下の違いはありますが、いずれも地価が高い都内での用地効率面から機械タワー式の形を取っており、車両規格(※)には制限があるものの、高いセキュリティ性能とストレスがない操作性を誇っています。※「適合自転車規格と具体例」
申し込みについては、年度単位(4月~翌3月)の利用者を2月11日~2月21日のあいだに募集しているので、当初からの利用希望者はその時期の区報やホームページを気にしておく必要があります。
また一斉募集終了後でも、空きがあれば3月中旬ごろより随時申込みが可能なので、電話等で空きがあるかを確認のうえ、以下の時間に現地駐輪場窓口でお申し込みください。
❶ 六本木駅自転車駐車場 ⇒ 毎日 7時~18時 ※車検実施あり
❷ 三河台公園自転車駐車場 ⇒ 毎日 8時~18時 ※車検実施あり
なお時間帯によっては立て混んでいたり巡回で不在にする場合もあり、また車検も必要なことから、電話ですり合わせのうえ、時間に余裕をもって訪問する方が効率的です。
また六本木エリアは、一丁目駅周辺を中心に公共の二輪車施設が豊富であり、記事で紹介したような月ぎめ募集をしている施設(❸❹❺❻)も多数あります。いずれも東京都道路整備保全公社が運営しており、問合せや申込み、空き状況をWebページ上で確認できるので、検討される方はチェックしてみてください。
❸ 六本木六丁目オートバイ専用駐車場
❹ ガーデンパーク六本木駐車場
❺ 六本木オートバイ駐車場
❻ 六本木三丁目オートバイ専用駐車場
ちなみに記事更新時点では、残念ながら❺のみが空車で、空き待ちの状況のようでした。
六本木エリアには六本木ヒルズをはじめとした複合ビルが多くあり、そのほとんどで住人用の契約スペースも整備されていますが、なかには一般利用の募集もしている施設があります。記事でふれた住友不動産管理のビル駐車・駐輪場(❼❽❾)もそれにあたり、空いていれば選択肢になります。
いずれもまずは泉ガーデンのサービスセンター(4Fサービスセンター/03-5572-6113)などに詳細を問い合わせのうえ、お申し込みください。なおバイク駐輪場(❽❾)については、Webページでも空き状況などの詳細が確認できます。→ ❽泉ガーデンタワー駐車場 / ❾六本木グランドタワー駐車場 ※グランドタワーは現在定期利用できない可能性があります。
また記事やマップではふれていませんが、バイクの月ぎめ利用をしたい方は、民間のガレージ区画も少しあるようなので、ホームページ等でチェックしてみてください。
なおコロナの影響により、感染流行前と比べて定期事情は大きく変化しています。空き状況や募集方法などは今後流動的に変わることも予想されるため、必ず自治体や管理会社の広報紙・ホームページ等で最新情報をチェックするようにしてください。
まとめ
山手台地に広がる港区はアップダウンが多い区域であり、この六本木エリアも六本木交差点あたりを中心に下り傾斜が囲んでいるヒルタウンになります。
そのため六本木ヒルズなど、文字通りのヒル(高台)スポットが集まるメインエリアは自転車での移動は不向きですし、特に高低差がある海側からのアクセスは大変になります。
港区は近年のマンション建設によって転入者が急増しているため、在勤者/在住者ともに定期利用者が増えている昨今ですが、自転車について言えば土地効率が良くて使い勝手に優れた最新ツリー施設が駅チカにふたつ(➊❷)もあるため、都心部としては定期環境が整っているエリアと言えます。
また二輪車についても、一丁目界隈を中心とした幹線道路沿いに複数の月ぎめ施設があるため、なかなか確保しずらい面は別にすれば、原付やバイクでの通勤・通学に困ることは少ないはずです。
難点としては、六本木駅周辺では二輪車施設が、逆に六本木一丁目駅周辺には自転車施設が少ないことが挙げられ、特に南北線を使っている方の自転車利用は少し苦労するかもしれません。
乗り入れ路線:東京メトロ日比谷線・東京メトロ南北線・都営大江戸線
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