神奈川の代表都市である横浜と川崎にはさまれた地の利に加え、再開発によって商業エリアとしても利便性が増している横浜の副都心・鶴見区。由緒ある大本山が見下ろす鶴見駅周辺は昔ながらの地域商店街や行政施設も囲み、伝統と便利さが融合した暮らしやすい街として人気を集めています。
そこで今回は、そんな鶴見駅周辺で定期利用できるおすすめ駐輪場を西口・東口や京急駅に分けて解説します。各駐輪場の紹介から料金比較・ワンポイント情報まで地図や表・写真で分かりやすくお届けしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。(初出稿 2020年5月24日)
※もし定期の順番待ちのあいだ一時利用をしたい方は、こちらも参考にしてみてください。
【鶴見駅】定期駐輪場まとめ( 一覧マップ・料金リスト・各駐輪場データ)
【鶴見駅 東口】おすすめ定期駐輪場6選!
❶ 鶴見シークレイン駐車場
文化ホールなど公益施設が多数入居する複合施設「シークレイン」の利用者駐輪場で、最近では定期利用も可能になりました。JR東側では唯一の屋内施設であり、1階スペースという点でも出入りが楽ちんです。JR・京急いずれの利用者にも使い勝手がいい定期ポイントですし、上段でよければ市営相場と同程度の月額になります。立地や屋内条件を考えれば、鶴見エリアでもっとも利便性に優れたイチオシ駐輪場と言えるでしょう。
屋内外 | 屋内 |
営業時間 | 7:00-22:00 |
台数 | 自転車72台 |
自転車/一時 | 3時間毎50円 |
自転車/定期 | <上段> 1か月 1800円 <下段> 1か月 2200円 |
住所 | 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-35 |
電話 | 045-834-9517 |
備考 | 公式ホームページ |
❷ 京急鶴見自転車駐輪場
京急線南側高架下の2階部分に設置された駐輪場です。鶴見駅エリアではもっともキャパシティがある自転車施設であり、京急改札はもちろんJR東口へのアクセスも容易です。高架下なので少し暗めながら天気に左右されませんし、市営よりもさらに手ごろな鉄道定期併用割もあるので、京急利用者は見逃せません。
屋内外 | 屋外(高架下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車1350台 |
自転車/一時 | 24時間毎110円 |
自転車/定期 | <一般> 1か月 1850円 3か月 5550円 6か月 11000円 <京急定期利用者> 1か月 1030円 3か月 3090円 6か月 6180円 |
住所 | 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-30-16 |
電話 | 0120-572-105 ※定期は045-503-4649 |
備考 |
❸ 鶴見中央駐輪場
京急鶴見駅の東口から線路沿いを150mほど行った場所にある民間駐輪場です。高架下の❷と並んで京急駅利用には最寄りの定期スペースですが、こちらは青空スペースになります。ただその分月額はぐっと割安になりますし、屋内の❶や2階の❷よりさっと出し入れができて手軽でしょう。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車206台 |
自転車/一時 | 3時間毎50円 |
自転車/定期 | 1か月 1600円 |
住所 | 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-4-4 |
電話 | 0120-572-105 ※定期は045-834-9517 |
備考 |
❹ 鶴見駅東口第四自転車駐車場
京急線の高架下にある市営駐輪場です。横浜方面側にかなり行った立地は決して便利とは言えませんが、東口側では❻とともにもっとも月額が安い定期ポイントになります。最安料金に加えて雨が気にならないロケーションでもあるので、少し歩いてもできるだけコストを節約したい方は検討候補にしてみてください。
屋内外 | 屋外(高架下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車227台 |
自転車/一時 | 24時間毎80円 |
自転車/定期 | 1か月 1500円 3か月 4500円 |
住所 | 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央5-2-8 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | 日祝・年末年始無料開放 |
➎ 鶴見区東口第三自転車駐輪場
京急線の川崎方面側の高架下にある市営施設です。立地条件のわりには自転車月額があまり安くありませんが、何といってもJR東側でミニバイクの定期利用できる唯一の施設はこちらになります。京急改札だけでなくJR駅にも等距離なので、原付バイクで通う方はまずここを検討ください。
屋内外 | 屋外(高架下) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車 一時793台/定期462台 |
自転車/一時 | 24時間毎100円 |
自転車/定期 | 1か月 2000円 3か月 6000円 |
原付/一時 | 24時間毎130円 |
原付/定期 | 1か月 2500円 3か月 7500円 |
住所 | 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-23-30 |
電話 | 045-504-7420 |
備考 | ・125cc以下 ・日祝/年末年始は無料開放 |
❻ 鶴見駅東口第五自転車駐車場
第1京浜道路から少し入った場所にあるので、主に京急利用者がメイン対象になる立地ではありますが、利用条件が良くない分❹と並んでもっとも月額が安い定期専用駐輪場です。少し遠くてもできるだけ料金を節約したい方は検討候補にしてみてください。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車72台 |
自転車/定期 | 1か月 1500円 3か月 4500円 |
住所 | 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-9-2 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | 日祝・年末年始は無料開放 |
【鶴見駅 西口】おすすめ定期駐輪場3選!
❶ 鶴見駅西口第二自転車駐車場
西口バスターミナル上のペデストリアンデッキ面に整備された市営の青空駐輪場です。JR駅や西友が入る「フーガ2」ともデッキで接続する好条件にもかかわらず、屋根がないというだけでエリア最安の月額設定になっています。定期ポイントが少ない西側では、屋外でも駅チカが良ければこちら、少し遠くても建屋内が良ければ❸という選択肢になります。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車1000台 |
自転車/一時 | 24時間毎80円 |
自転車/定期 | 1か月 1500円 3か月 4500円 |
住所 | 神奈川県横浜市鶴見区鶴見豊岡町215-4 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | 日祝・年末年始は無料開放 |
❷ 鶴見駅西口自転車駐車場
駅前大通りから少し脇道に入ったところにある市営で唯一の立体駐輪場で、西口側でも屋内施設はここだけになります。屋根がない屋上区画なら自転車定期ではもっとも安い月額であり、建屋内の安心感もあります。自転車の定期施設が少ない西口側は、屋外でも駅チカが希望なら❶、少し離れても建屋内(※)がよければこちらというシンプルな選択肢になります。※屋上は屋根なし
屋内外 | 屋内(本棟屋上及び豊岡駐車場屋上は屋根なし) |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 自転車1018台 |
自転車/定期 | <屋根あり> 1か月 1500円 3か月 4500円 <屋根なし> 1か月 2000円 3か月 6000円 |
住所 | 神奈川県横浜市鶴見区鶴見豊岡町287 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | 日祝・年末年始は無料開放 |
❸ 鶴見駅西口第三自転車駐車場
鶴見大キャンパスに隣接する原付駐輪場で、西口まではやや距離がある青空スペースになります。鶴見駅周辺でミニバイクの定期利用ができるのはここと東側の➎のみですが、こちらの方が屋根がない分月額では割安です。面する通りが一方通行なので、入出庫経路には注意が必要ですが、混み合う駅前からは少し離れている平置き施設なので、バイクポイントとしては使いやすいはずです。
屋内外 | 屋外 |
営業時間 | 24時間 |
台数 | 原付119台 |
原付/定期 | 1か月 2000円 3か月 6000円 |
住所 | 神奈川県横浜市鶴見区鶴見豊岡町751-3 |
電話 | 0120-929-293 |
備考 | ・125cc以下 ・日祝/年末年始は無料開放 |
【鶴見駅】定期駐輪場の申し込み方法や空き情報!
鶴見駅周辺の月極駐輪場はほとんどが公営施設ですが、民間のスペースも一部あります。
・市営駐輪場(❹❺❻❶❷❸)
昨年度より管理・運営が横浜市交通安全協会から民間(横浜市S&Cパーキング共同事業体)に代わっていますが、これまでと同様に空きがあれば随時申し込みもできますし、満車の場合は順番待ちの登録も可能です。
新規申し込みについては、東口施設はすべて東口第三(❺)、西口施設はすべて西口第二(❷)が窓口事務所になり、利用予定月の前月20日~月末の6時半~20時に受付をしています。
なお新規手続き時には、SuicaやPASMO等のICカードが必要になるので注意ください。また期間内でも日曜・祝日・年末年始は休みになります。
運営会社のホームページでは空き情報や待ち人数も公開しているので、鶴見区の駐輪場一覧ページから希望の施設を選んで、施設内容や満空状況を確認ください。
・ECOPOOL京急鶴見自転車駐輪場(❷)
こちらの駐輪場は、専用WEBサイトからの申し込みや空車確認が可能なので、アカウントを作成したうえで希望施設/エリアを申請してください。
空きがない場合でもキャンセル待ち登録ができますが、記事更新時点では残念ながら満車のため、予約受付になるようでした。なお鉄道定期併用割引を受けるには、定期券コピーの提出が必要になります。
・鶴見シークレイン駐輪場(❶) / 鶴見中央駐輪場(❸)
この2施設の新規申し込みについては、いずれもシークレイン駐輪場内の窓口で受付けています。申請は前月20日までに窓口にて申請書(PDF)を提出し、その後支払い手続きを行います。
空き状況はWEB上の各駐輪場詳細ページ(シークレイン・中央)でも確認できる(※)ので、チェックしてみてください。※「受付中」なら空きがあります。
なおコロナの影響により、感染流行前と比べて定期事情は大きく変化しています。全体としては利用者の減少によって余裕が生まれつつありますが、空き状況や募集方法などは今後流動的に変わることも予想されるため、必ず市や管理団体の広報紙・ホームページ等で最新情報をチェックするようにしてください。
まとめ
横浜・川崎や首都圏各所に好アクセスの路線をたくさんかかえる鶴見エリアは、副都心として各種施設や大学キャンパスが集まっていることも手伝い、横浜市内でも自転車や原付の利用がさかんなエリアです。
駐輪場も、市内では戸塚などに次いで早くから整備が進んでいましたが、それを上回る需要によるスペース不足から、放置自転車に悩まされてきた市街地でもあります。
特に正面玄関とも言えるJRと京急線のあいだに定期ポイントが1か所(❶)だけなので、JR利用者などは東急線路をまたいで改札に向かうケースが多くなります。
またJR西側も定期施設が限られるため、これまでは常に満車状態が続いていましたが、コロナ禍以降はやや空き状況に余裕が生まれつつあるようです。
もし希望の施設が満車の場合は、24時間毎で80円~100円の駐輪場もいくつか見つかるので、一時利用をしながら順番を待つといいでしょう。
乗り入れ路線:JR京浜東北線・JR鶴見線・京急本線
コメント
定期駐輪場の申し込み窓口は西口は第二駐輪場、東口は第三駐輪場です。
あ様
ご訪問ありがとうございます。
また情報をお寄せいただき感謝です。
早速窓口情報を訂正のうえ、記事更新させていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
ChariPĀ管理人